「鎌田は監督を熱狂させていない」伊メディアがラツィオの移籍市場を採点!「ミリンコビッチ=サビッチと同程度の選手獲得は不可能」

2023年09月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

「サッリとロティートのフィーリングが損なわれた」

開幕2試合はインパクトを残せなかった鎌田。(C)Getty Images

 9月1日、欧州主要リーグの移籍市場が終了した。鎌田大地が加入したラツィオは、マテオ・ゲンドゥージとクリストス・マンダスの獲得を発表している。

 この夏のラツィオといえば、セルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチのサウジアラビア移籍が大きく取りざたされた。一方で補強がバレンティン・カステジャノス以外に進まず、マウリツィオ・サッリ監督とクラウディオ・ロティート会長の衝突も騒がれたのが記憶に新しい。

 その後、ラツィオは鎌田をはじめ、グスタフ・イサクセン、ニコロ・ロベッラ、ルカ・ペッレグリーニ、ルイジ・セペと次々に補強を実現させ、冒頭の2選手でマーケットを締めくくった。

 ラツィオのこの夏のチーム編成に対する評価は様々なようだ。

『calciomercato.com』は、採点記事でリーグワースト5位タイとなる5.5点をつけ、「サッリとロティートのフィーリングが損なわれた。監督は公に否定しているが、内々には認めている」と報じた。

「彼はサムエレ・リッチ(トリノ)が欲しかった。会長はジブリル・ソウ(セビージャ)を獲ろうとしていた。監督はドメニコ・ベラルディ(サッスオーロ)を望んだ。フロントはイサクセンを獲得した。カマダは監督を熱狂させていない。監督はペッレグリーニではなくファビアーノ・パリージ(エンポリ)を望んでいたようだ。ロベッラとゲンドゥジは彼のリクエストだった。かなえられたのは彼らだけだ」

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 一方で、『calciomercato.it』は7点と高評価。「ミリンコビッチ=サビッチの代わりとなる、同じ特徴で同規模の選手をある程度の価格で獲得するのは不可能だった」と伝えている。

「だが、ラツィオは同選手の売却とチャンピオンズ・リーグ出場による収入を生かし、少なくとも数のうえでは各セクションで完全なスカッドをつくった。カマダ、ゲンドゥジ、ロベッラは、経験と若さ、現在と未来のうまいミックスを代表している」

 ラツィオのこの夏の動きは正解だったのか。その答えはピッチで出る。鎌田はラツィオのヒット補強となることができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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