元イングランド代表GKベン・フォスター氏が、アーセナルの補強に苦言を呈した。英紙『Mirror』が８月29日付けで伝えている。

　打倒マンチェスター・シティを掲げるアーセナルは今月15日、ブレントフォードで地位を築いたダビド・ラジャのレンタル移籍での加入を発表した。ただ、同クラブにはすでに、ジョーダン・ピックフォードとイングランド代表の正守護神の座を争うほどの実力者、アーロン・ラムスデイルが在籍しているとあって、GKのだぶつきを問題視する声は少なくない。

　かつてマンチェスター・ユナイテッドなどのゴールを守ったフォスター氏も懐疑派の１人だ。自身のYouTubeチャンネルで、ラムスデイルのクオリティを考えれば、ラジャは不要と断言。「（ラジャの補強は）大嫌いだ。哀れだ。必要なかった」と否定的な言葉を並べた。
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「ラジャと契約する必要なんてなかった。ラムスデイルはこの２年間トップゴールキーパーだ。ピックフォードとともにイングランドのナンバーワンになれるかどうかのところに来ている。自信に満ち溢れ、監督に信頼されている時、彼はこの国の誰よりも優れている」

　ここまではラムスデイルが引き続き先発し、ラジャはベンチを温めている。今後、定位置争いに動きはあるのか。カップ戦とリーグ戦で分けて起用するのか。いずれにしてもどちらかがサブに回るだけに、宝の持ち腐れ感は否めない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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