「カマダはよくやっている。僕は好きだ」低評価の鎌田大地をラツィオ10番が擁護!「インテリジェントな選手だ。でも...」

2023年08月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

「問題は新戦力じゃなく、僕たち全員」

ジェノア戦でスタメン出場し、66分に交代した鎌田。(C)Getty Images

 稀代の戦術家と言われるマウリツィオ・サッリ監督のシステムに適応するには、一定の時間が必要だ。加入当初から指摘されていたが、チームメイトが改めて強調している。

 ラツィオの鎌田大地は8月27日、セリエA第2節のジェノア戦で開幕戦に続きスタメン出場を果たした。だが、インパクトを残すことなく、66分にマティアス・ベシーノと交代。前半に先制を許したチームは0-1で敗れ、想定外の開幕2連敗スタートとなっている。

 鎌田は前半16分、中盤で味方へのパスをミス。ジェノアに保持を許すと、そこからラツィオは先制を許すことになった。攻撃では前半終盤にボックス内で好機を迎えるも、ジェノア守備陣に阻まれて得点ならず。一部の地元メディアから厳しい評価を下された。

 だが、ラツィオ専門サイト『Lalaziosiamonoi』によると、10番をつけるMFルイス・アルベルトは試合後に『Sky Sport』で「カマダは僕らと違うプレーをしていたチームから来た。よくやっている。僕は好きだ」と話している。

「問題は新戦力じゃなく、僕たち全員だよ。今日のようなガッツと意欲で戦っていれば、かなり安心だ。僕はチームメイトたちを信頼している」

【動画】圧巻の左足ボレー!鎌田がデビュー戦で決めた移籍後初ゴール
 また、『cittaceleste』によれば、L・アルベルトは『DAZN』で「彼ら(新戦力)に時間を与える必要がある」とも述べた。

「カマダはインテリジェントな選手だ。でも、僕たちのプレーを理解するのに1か月じゃ足りない。2か月は必要だ」

 ラツィオはこれからナポリ、ユベントスとの厳しいアウェー連戦に臨むが、チームと鎌田は流れを変えられるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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