［J１第25節］湘南 ０－１ 浦和／８月25日／レモンガススタジアム平塚

　Jリーグは８月25日、J１第25節の湘南ベルマーレ対浦和レッズを開催。レモンガススタジアム平塚で行なわれた一戦は、１－０で浦和が勝利した。
【PHOTO】浦和の出場16選手＆監督の採点・寸評。後半にドリブルのキレが増した大久保。リーグ戦初先発の岩波も期待に応える
　前半は０－０。チャンスの数では浦和が上回ったが、湘南の粘り強い守備の前にゴールを割れなかった。

　それでも迎えた後半、アウェーチームが均衡を破る。62分、岩尾憲の縦パスをエリア内で受けたホセ・カンテが、狙いすましたコントロールショットでネットを揺らした。

　浦和はこの１点を守り抜き、連勝を達成。敗れた湘南は連敗で３戦未勝利となった。
 

▼浦和のチーム採点「６」
　またもエースの一発を守備陣が最後まで守り切って勝利を手にした。

　前半は湘南のプレスをはがすことができず、前線までボールを運ぶことに苦労した。相手２トップの守備をかわすべく、ボランチの岩尾が最終ラインまで下りてポゼッションに参加したが、中盤での橋渡し役が不在に。下がって受けた安居海渡とカンテは、ゴールを背にしてボールを受ける場面が多かった。

　トップ下を小泉佳穂に代えて臨んだ後半は、彼が中盤に顔を出して相手を引き出すことでスペースが生まれる。そこを大久保智明、関根貴大といった２列目の選手たちが突き、MOMに選出したカンテの３試合連続となるゴラッソが飛び出して先制ゴールを奪う。

　リーグ戦初先発となった岩波拓也が、アレクサンダー・ショルツとのコンビで最後までゴールを許さず。最終ラインで弾き返し、あわやというシーンもGK西川周作が抜群の立ち位置で守り切る。中３日、中２日という厳しい３連戦を、無失点での３連勝で乗り越えてみせた。

　攻撃を勢いづけた途中出場の小泉は上々の出来。ゼロで抑えた守備陣にマイナス要素は見当たらず、全員を及第点の評価とした。

取材・文●藤井圭（サッカーダイジェスト編集部）

※MAN OF THE MATCH＝取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「６」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

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