スペインがイングランドを破った決勝をもって、１か月に及ぶ女子ワールドカップに終止符が打たれた。

　同大会ではスペインの初優勝ほか、開催国オーストラリアの躍進、宮澤ひなたの得点王獲得など様々なトピックが生まれたなか、英メディア『90min』はベストゴールをランキング形成で紹介。なでしこジャパンからは、ニューヒロイン宮澤のゴラッソを選出した。

　マイナビ仙台レディースでプレーする23歳は、ザンビアとのグループステージ初戦でいきなり２発を叩き込むと、最終的に優勝したスペイン相手にも２ゴール。決勝トーナメントに入っても勢いは止まらず、ノルウェーとのラウンド16でゴールを奪った。

　単独トップの計５ゴールをマークしたなか、『90min』がトップ10のうち10位に挙げたのは、カウンターから一気に突き刺したスペイン戦の２点目だ。
【動画】ニューヒロイン宮澤が女王スペイン相手に叩き込んだ衝撃の一発！

　同メディアは「日本代表のスピードとテクニックは、今回のワールドカップで多くのファンを魅了した。グループステージでスペインを４－０で破り、多くの人々に衝撃を与えたのは間違いない」と切り出し、このゴールの価値を次のように説明した。

「最終的に、結果は重要ではなかった。両チームともノックアウトステージに駒を進め、スペインはトロフィーを掲げた。日本は準々決勝で敗退したが、巧みなカウンターアタックと正確なフィニッシュによるこのゴールを決して忘れはしないだろう」

　宮澤の活躍が光った一方、なでしこジャパンは８強止まりとなった。来夏のパリ五輪ではより記憶に残るゴールを数多く生み、世界の頂点に返り咲けるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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