久々にヴァーディーの一撃が炸裂! 3発完勝のレスターが首位再浮上!!――レスター 3-0 ストーク

2016年01月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

攻守で良さを発揮したレスター! 相手には決定機を作らせず。

2016年の自身初ゴールを決めたヴァーディー。トップスピードを活かした“らしさ”が存分に発揮された一撃で、チームに勝利を呼び込んだ! (C) Getty Images

 1月23日(日本時間1月24日)、プレミアリーグ第23節が行なわれ、リーグ2位の好位置につけるレスターはホームで8位のストークと対戦し、3-0で快勝した。
 
 首位アーセナルと勝点44で並び、周囲の予想に反して躍進を続けるレスター。引き分けに終わった前節アストン・ビラ戦からのスタメンに変更はなく、2試合連続弾が期待される岡崎は3試合連続で先発に名を連ねた。
 
 試合序盤は、ホームチームが自陣から丁寧にビルドアップを披露し、試合の主導権を握る。17分、18分にはヴァーディーとマハレズがそれぞれ決定的なボレーシュートを放ち、相手ゴールに迫っていった。
 
 試合を優位に進める一方で、レスターは守備でも、シャキリら足下の技術に秀でた相手に執拗にプレスをかける好守で、全くもって自由を与えない。
 
 そんななか、レスターは35分、岡崎が振り向きざまのシュートで決定機を迎えたものの、今シーズン好調のイングランド代表守護神バトランドを中心としたストークの堅守をこじ開けるには至らなかった。
 
 しかし42分、CKのこぼれ球を拾ったドリンクウォーターがゴール正面から強烈なミドルシュートを見舞い、待望の先制点をゲット。相手を抑えて攻め続けたレスターの攻撃がついに結実したところで、前半は終了した。
 
 後半もレスターが主導権を握ったまま展開し、前半シュート0に終わったストークは、決定機を作り出すことができないままだった。
 
 62分、レスターのラニエリ監督は、膝を痛めた岡崎に代えて大型FWのウジョアを投入。前線に力強いストライカーを入れて基点を生み出そうとする。そして、この交代策は間もなく的中した。
 
 66分、ウジョアのポストプレーの落としを受けたドリンクウォーターが相手最終ラインの背後にロングボールを通し、抜け出したヴァーディーがGKのバトランドをかわして無人のゴールに流し込み、追加点を挙げたのである。
 
 エースの6試合ぶりの一撃でリードを広げたホームチームは、守備でも奮闘。オデムウィンギーとクラウチを立て続けに投入し、パワープレーで必死の追い上げるストークに対して、マークとプレスで完璧な対応を見せる。
 
 そして87分、右サイドを打開し、ペナルティーエリアに侵入したマハレズのラストパスをウジョアが滑り込みながらシュートを決め、レスターがダメ押し。最後まで隙を見せず、12月19日のエバートン戦以来の3得点で完封勝利を収めた。
 
 この白星でアーセナルを抜き、暫定首位に立ったレスター。次節からは、リバプール、マンチェスター・シティ、アーセナルとビッグゲームが続くが、攻守両面で存分に良さを見せつけた今節の完勝が、今後にいかなる影響を与えるか、大いに注目だ。

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