「最後の5分くらいはつっていた」C大阪MF香川真司がフル出場で勝利に貢献。“慣れない”真夏の試合でも足を止めない34歳の覚悟

2023年08月21日 手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

サイドへの展開で先制点の起点に

横浜FC戦にフル出場を果たした香川。写真:鈴木颯太朗

[J1第24節]横浜FC0-1C大阪/8月20日/ニッパツ三ツ沢球技場

 セレッソ大阪は8月20日、J1第24節で横浜FCと対戦。後半開始早々の49分にレオ・セアラが挙げたヘディング弾を最後まで守り抜き、1-0の勝利で3試合ぶりの勝点3を手にした。

 この試合にダブルボランチの一角で先発フル出場した香川真司は、先制点の場面でもサイドへの展開で起点に。落ち着いたボール捌きで攻撃にリズムを生むなど、存在感を示した。

「欲を言えば前半で1点が欲しかったなかで、0-0というのは逆に嫌な展開ではあった。ただ、後半の最初に良い流れで点が取れたことはかなり大きかったし、欲を言えば、あの後に2点目を取れていたら試合は決まっていたし、取れるチャンスがあったので、そこの精度は課題ですけど、とりあえず久々に勝ったのが何より大事だったので、良かったかなと思います」(香川)
【動画】香川が起点となったL・セアラの決勝弾!
 最後まで足を止めなかった香川は、守勢に回った終盤にピッチに倒れ込み、相手選手に両足のふくらはぎを伸ばしてもらうシーンも。34歳のMFは「最後の5分くらいは(足が)つっていた。でも勝てて良かった」と安堵の表情を浮かべた。

 秋春制で行なわれるヨーロッパでのプレーが長い香川にとって、真夏のJリーグには「慣れない。後半の最後の15分、20分は本当にズドッンってくる」と疲労が大きいと明かしつつ、「そういう意味でも試合の展開、リズムをどう進めて行くかというのは重要」と語った。

 90分間、足がつるまで勝利のために走り抜く。経験豊富なプレーヤーのその雄姿は、チームに好影響を与えるはずだ。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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