「いち早く伝えて、いち早く修正」なでしこ自慢の柔軟性でスウェーデン撃破へ! 熊谷紗希は「90分で決めたい気持ちでしかない」

2023年08月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

「やっぱりピッチに入らないと分からない」

4強進出をかけて、日本はスウェーデンと対戦。(C)Getty Images

 ボールを保持して崩しにかかるか。引き気味に構えてカウンターを狙うか。

 今のなでしこジャパンは、その両方を高次元にこなせる。何よりも頼もしいのは、相手を見て、戦い方の方向性を決めて、実行できることだ。

「相手の状況を見ながら、というところは重要になってくる」と語る宮澤ひなたも、日本の柔軟性に確かな手応えを感じている。

「相手の状況に応じて、今まで戦ってきている部分が多いと思う。状況に応じて一人ひとりの立ち位置だったり、前の選手としてはどのタイミングでプレスをかけるかというところは、みんなで確認できたかなと思います」
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 女子ワールドカップでベスト8に駒を進めた日本は、4強進出をかけてスウェーデンと対戦する。敵の分析と対策に余念はないが、キャプテンの熊谷紗希は「どうやって相手が戦いに来るかは、やっぱりピッチに入らないと分からない」とし、「自分たちが判断しなきゃいけないし、いち早く伝えて、いち早く修正しなきゃいけない」と気を引き締める。

 ノックアウトステージではPK戦も想定されるなかで、熊谷は「やっぱり90分で決めたい気持ちでしかない」と意気込む。決戦は8月11日、日本時間で16時30分にキックオフ予定だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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