宮間あやの教え。腕章を託されて6年半、なでしこキャプテン熊谷紗希は“フォア・ザ・チーム”で走り続ける

2023年08月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

「すごく多くのことを学びました」

2017年から、なでしこJの主将を務める熊谷。二度目の世界制覇に向け、力強くチームを牽引する。(C)Getty Images

 現在のなでしこジャパンで、12年前の世界一を知るのはDF熊谷紗希だけ。当時20歳。アメリカとの決勝戦はPK戦にもつれ込み、2-1で迎えた後攻の日本は、4人目の熊谷が見事に成功させ、戴冠を果たした。

 長きに渡り、日の丸を背負い、戦ってきた。2017年にはキャプテンに就任。前任者は、ワールドカップや五輪でも共闘した宮間あや。レジェンドからは多くを学んだ。

「あやさんは、チームが勝つためにというか、チームが上手く回るために、本当に周りのことを考えながら、みんなの見えないところで動いてくれていた選手。すごく多くのことを学びました」
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 自身が腕章を巻く立場になり、偉大なる先達から受け継いだものを、今のチームにも落とし込む。「澤さんもですけど、あやさんも、フォア・ザ・チームというところでは、学びしかなかった」。

 なでしこジャパンの歴代出場記録では、澤穂希が最多の205試合、2位は宮間の162試合、そして140試合の熊谷が続く。最終ラインから声を張り上げて、仲間を鼓舞。強い気持ちと献身的なプレーで、背番号4はまだまだ走り続ける。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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