開幕戦でスタメン落ちとなれば、こういった声が出てくるのも不思議ではない。

　セルティックの旗手怜央は、８月５日に行われたスコットランドリーグ開幕戦のロス・カウンティ戦でベンチスタートになった。古橋亨梧のゴールなどでチームは白星発進したが、デイビッド・ターンブルに出場機会を譲るかたちになり、悔しい試合だっただろう。

　旗手は2021-22シーズン途中に加わって以降、アンジェ・ポステコグルー監督の下でセルティック中盤の絶対的存在となった。昨季は不動のレギュラーとしてチームに貢献。年間最優秀選手賞にもノミネートされている。

　それだけに、ブレンダン・ロジャース体制になって初のリーグ戦で先発から外れたことは注目を集めた。『THE BOOT ROOM』によると、グレアム・ベイリー記者は「興味深い」と話している。

「週末、ロジャースがハタテを外したのに気づいただろうか。セルティックのファンの多くは残念がっていた。彼はスコットランド有数のMFとみなされている。それが週末の試合で先発出しなかったんだ。彼がトッテナムに行くことになっても、私は驚かないね」

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　旗手はポステコグルーが去って以降、その新天地トッテナムへの移籍の可能性が取りざたされてきた。THE BOOT ROOMは「時に移籍が理にかなうこともあり、正直、これもそのひとつだ」と報じている。

「ハタテは明らかなポステコグルーのお気に入りで、セルティックで不遇に陥るなら、トッテナムへの移籍は理想的だろう。もちろん、スコットランドからイングランドへのステップアップは差が大きい。だが、トッテナムの選手層を厚くするための要員としてでも、ハタテは賭ける価値がある」

「ベイリー記者が言うように、ハタテはポステコグルーの下でスコットランド有数のMFと見られていた。それならば、彼の下でトッテナムでもスターになることができるかもしれない」

　ロジャース体制でポジションを競っていくよりも、恩師ポステコグルーの元に駆けつけたほうが良いのか。セルティック次戦での扱いを含め、旗手の今後が気になるところだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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