まさかの開幕スタメン落ちは、まだ移籍市場が開いている中でどんな影響を及ぼすのだろうか。

　セルティックの旗手怜央は、８月５日のスコットランドリーグ開幕戦でベンチスタートになった。チームが４－２で勝利したロス・カウンティ戦で、67分から途中出場している。

　スコットランドでのフルシーズン１年目だった昨季、旗手はアンジェ・ポステコグルー監督の下で中盤の絶対的な存在となり、年間最優秀選手賞の候補にノミネートされるほどの活躍を見せた。

　しかし、ポステコグルー監督がこの夏、トッテナムに移籍。セルティックはブレンダン・ロジャース監督を招へいし、新体制で今シーズンに臨んだ。そしてその公式戦初戦で、旗手はスタメンに選ばれなかったのである。

　ロジャース監督は昨季までは「関係ない」と、新たなポジション争いが始まっていると話した。実際、ロス・カウンティ戦では抜擢されたデイビッド・ターンブルが２得点と大活躍している。

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　この状況を受け、セルティック専門サイト『67 HAIL HAIL』は８月７日、「ハタテとセルティックの双方にとって、今後数週間がどうなるかは興味深いだろう」と報じた。

「土曜はターンブルが本当に良いプレーをしてうまくいった。ハタテのことはあまり考えられなかっただろう。だが、今後はそうではないかもしれない。国内での大きなアウェー遠征が控えるなか、ハタテが調子を上げ、ロジャースのプランに戻れば本当に良いことだ。もちろん、この夏に移籍し、クラブが巨額の利益を得るということが別のオプションになる」

　同メディアは、セルティックに中盤補強の噂があることを伝えつつ、「他のポジション以上に中盤により積極的なようだ。ほかにもっと優先すべきところがあると思われる。だから、ハタテが移籍した場合の計画を検討しているのだろう」と続けている。

「何があろうと、彼とロジャース、セルティックにとって、興味深い数週間となるだろう。（次節）アバディーン戦で監督のプランに戻るのか。それともロジャースはロス・カウンティ戦と同じ中盤でスタートするのか。注目だ」

　ポステコグルーの退任以降、移籍の噂も絶えない旗手。ロジャースの下でレギュラーの座を手にするのか、新たな挑戦に挑むのか。確かに、今後に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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