「レッドが出てもおかしくない」新潟DFの“踏みつけ”イエロー判定に元日本代表DFが見解「避けれないシーンではない」

2023年08月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

「わざとではないと信じたい」

シュート直後、相手の足を踏んでしまった田上。イエロー判定は妥当か。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 DAZNが配信する『Jリーグジャッジリプレイ』の最新回で、8月5日に行なわれたJ1第22節・名古屋対新潟(1-0)のファウルシーンが取り上げられ、元JリーガーのGK山岸範宏氏、元日本代表DFの坪井慶介氏、元国際審判員の家本政明氏が議論を交わした。

 問題のシーンは32分、新潟の攻撃の場面で起きた。田上大地がペナルティエリア左から放ったシュートは、名古屋GKランゲラックのセーブに遭う。この際、シュートブロックをしようとスライディングしてきた野上結貴の足を田上が踏んでしまい、試合は中断。VARが介入し、主審は映像を確認したうえで田上にイエローカードを提示した。
【動画】VARが介入した田上のファウルシーン
 このジャッジは妥当だったのか。坪井氏は「個人的に田上選手はこのあとに謝っているし、わざとではないと信じたい」としたうえで、次のように分析した。
 
「このシーンだけを見ると、踏んでるだろうと言われてもおかしくないような感じだと思うので、僕はレフェリーの状況によってはレッドが出てもおかしくなかったのかなと思っています。

 それとサッカー選手は鍛えていますから、このシーンで野上選手が倒れているのが見えているわけですから、ジャンプしてかわすとか、止まるのはできるんですよ。避けれないシーンではないのかなという印象です」

 山岸氏も坪井氏の意見に同調。「(田上は)避けれたよなと。僕だったら赤を出すと思います」と見解を示した。

 また、元審判員の家本氏は、主審の立場として「シュートの流れなので、レフェリーはそっちを見ていて、視野内には入っているが、全然何があったかは認識できていない。正確に情報をキャッチするのは意外と難しいシーン。何が起きたのか分からなかった、それが大前提にある」とVARが介入した理由を推測した。

 そして、「主審はなぜレッドにせず、イエローにしたのか。僕は本人ではないので詳しくは分かりませんが、一連の流れのなかで乱暴な行為だとは感じなかったんでしょうね。ただし、レフェリーによってはレッドカードを出す人は十分いるなというのが正直な印象です」と考えを語った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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