「朝9時まで試合をするんじゃないか」AT11分の被弾でタイトルを逃したペップが皮肉!「監督や選手たちに相談しないで...」

2023年08月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

PK戦でアーセナルに敗れる

長すぎるアディショナルタイムを皮肉ったペップ。(C)Getty Images

 マンチェスター・シティは8月6日のコミュニティ・シールドで、冨安健洋が所属するアーセナルに敗れた。ジョゼップ・グアルディオラ監督は、アディショナルタイムの長さに不満をのぞかせている。

 後半にコール・パルマーのゴールで先制したシティだが、1-0とリードしたまま迎えたアディショナルタイムの101分にレアンドロ・トロサールの同点弾を許した。アディショナルタイムは8分の表示だったが、その後の選手の治療などで伸びていた。

 土壇場で追いつかれたシティは、得点がなかった延長戦を経て迎えたPK戦で、ケビン・デ・ブライネとロドリが失敗。4人が成功したアーセナルに屈し、今シーズン最初のタイトルを逃している。

 新シーズンは時間の浪費を減らすため、つまり実際のプレータイムを確保すべく、アディショナルタイムが長くなるとされている。昨年のカタール・ワールドカップは記憶に新しい。

 英衛星放送『Sky Sports』によると、グアルディオラ監督は「慣れなければいけない。勝っていたからではなく、8分も長くするようなことはあまり起きなかったと思う」と話した。

「国際サッカー評議会の人たちに対する良い質問なんじゃないか。彼らは監督や選手たちに相談しないんだからね。我々は受け入れなければいけない。これから試合は100分を超えるだろう。今日は何もなかったが、8分あったんだ。ゴールのたびに伸ばすんだよ。スコアが4-3なら、7得点に45秒ずつだ。翌日の朝9時になってもまだ試合をしているんじゃないか」

【動画】101分に決まったアーセナルの同点弾
 一方、アーセナルのミケル・アルテタ監督は「本当に良いことだ」との見解を示している。

「行きすぎていたし、これから各チームは考え直さなければいけなくなる。100分の試合に備えなければいけない。毎週のようにそうなるだろう」

 アディショナルタイムだけではない。新シーズンでは判定への抗議にも厳しく対処されるという。アルテタ監督は前半、イエローカードを求めるジェスチャーをして、逆にイエローカードを出された。

 カードを提示された際に皮肉的な笑みも見せていたアーセナルの指揮官は、「3日で自分の振る舞いを変えることはできない。ベストを尽くす」と、適応していかなければいけないと話している。

 アディショナルタイムの長さやイエローカードは、各チームの戦い方にどんな影響を及ぼすのか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

日本人は過小評価されている?名将ペップの見解は?「三笘のような素晴らしい選手が...」

「年下の日本人で初めて、コイツは凄いと思った」鎌田大地、"自分が監督なら絶対に欲しい" 2選手とは?「足が速いし、上手いし、頭もいい」

「足が速くてアジリティがすごい」三笘薫が"一番守備が強い"と思ったDFは?ミトマ封じで話題のワン=ビサカではなく...

次ページ【動画】101分に決まったアーセナルの同点弾

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事