高校女子サッカー選手権が2024年度大会より各都道府県1校の代表制に。佐々木則夫女子委員長は「男子よりも余力のある部分」

2023年07月29日 渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

今年度の大会は現行通り9地域の代表32チームが出場

ニュージーランドで日本女子代表に帯同中の佐々木女子委員長。(C)SOCCER DIGEST

 日本サッカー協会(JFA)は7月13日に行なわれた理事会後のブリーフィングで、全日本高等学校女子サッカー選手権の参加チーム数を2024年度からの増加を発表。26年度以降は47都道府県各1校+開催権枠1の計48チームで行なう意向を示した。

 現行の大会形式では全国9地域の予選を勝ち上がった32チームで競われているが、24年度からは各都道府県ごとに予選を行ない代表チームを決定する。

 一方で、現行のルールではひとつの都道府県から恒常的に複数チームが出場していたり、都道府県によっては参加チームが極端に少ない場合もあるため、移行期間の特別措置として、24、25年度大会では各都道府県代表に加えて5枠を用意。今年度の結果によって割り振られるという。

 オーストラリア&ニュージーランド・女子ワールドカップで日本チームに帯同している佐々木則夫女子委員長は、現地での取材に応じ、以下のように女子サッカーの普及に言及した。

「全県から各1校が出場できる状況を構築し、もっと地域にいる少女たちが、小学校以降もサッカーを続けてもらえる環境を用意したい。サッカーの普及、強化という意味では、まだまだ、(高校サッカーは)男子よりも余力のある部分」
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 今後はクラブチームとの共存なども検討しているというが、まずは改革の一歩として高校女子サッカーの普及に乗り出した。

 現在ワールドカップを戦う、なでしこジャパンにも、キャプテンの熊谷紗希(常盤木学園/宮城)や、杉田妃和(藤枝順心高/静岡)、宮澤ひなた(星槎国際湘南/神奈川)、藤野あおば(十文字高/東京)、千葉玲海菜(藤枝順心高/静岡)など、選手権経験者も少なくない。

 なでしこジャパンの活躍とともに、高校女子サッカーもさらに広まるか。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

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