「大きな問題だと思う」試合を通じて攻勢もスコアレスドロー...東京Vの城福監督が指摘した課題とは?「相手にとって、嫌な崩しではない」

2023年07月29日 野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

「キッカーが入っていて、セットプレーが武器になるはず」

無得点を悔しがった城福監督。写真:滝川敏之

[J2第28節]東京V 0-0 水戸/7月29日/味の素スタジアム

 東京ヴェルディは7月29日、J2第28節で水戸ホーリーホックと対戦。0-0で引き分けた。

 優勢に試合を進めながらゴールを割れず、勝利を掴めなかった。ホームでは、4月12日のブラウブリッツ秋田戦(2-1)以降、未勝利となっている。

 試合後に取材に応じた城福浩監督も悔しさを滲ませる。

「勝てなくて本当に残念。ホームでなかなか勝てていないので、サポーターの方のブーイングは理解できるし、悔しい思いをさせている。

 目ざすステージと、その期待を抱き始めているサポーターの方を考えたら、今日のブーイングは仕方ない」

 試合内容を踏まえ、攻撃の課題を2点、提示する。1つ目は、攻勢だったなかでシュートが9本だったのを「もっと本数を増やしたい」という。2つ目は、コーナーキックの本数だ。
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「コーナーキックが2本しかないというのは、大きな問題だと思う。深いところまで行けていない。目ざすエリアを突き詰められたのか。

 前半は右サイドでは、ある程度、取れたと思うけど、試合のトータルで見た時には、自分たちが目ざしているスペース、あるいは仕掛けた時にも受ける場所も少し低いのと、切り返すタイミングが早いというか、縦に行き切らない」

 そして、「相手にとって、嫌なサイドの崩しではないシーンが多かったという印象がある」と総括して、「キッカーが入っていて、セットプレーが武器になるはずなので、あの内容で2本は象徴的だと思う」と嘆いた。

 また、主力選手を欠いての戦いだったが、指揮官は「怪我人や体調不良のアクシデントは、どのチームも出てくる」と意に介さない。

「あとから出てきた選手が攻守においてゲームチェンジャーになるチームこそが、夏場に勝点3を取れるので、その課題とも向き合いたい」と前を向いた。

取材・文●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

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