新天地でのデビュー戦でいきなり結果を残した。

　セレッソ大阪は７月28日、ヤンマースタジアム長居でリーグ・アン王者のパリ・サンジェルマンと対戦。欧州の強豪を相手に３－２で勝利した。

　23日にJ２の藤枝MYFCから移籍してきたばかりのFW渡邉りょうは、60分から途中出場。すると７分後に、右サイドでボールを奪ってクロスを送り込み、北野颯太の同点ゴールをアシストしてみせた。

　世界的なビッグクラブと対戦を終えた渡邉は「相手はプレシーズンでしたけど、トップクラスの選手たちと対峙したというのは、自分のこれからの生活にプラスになればいいかなと。日々の練習からその意識を持って、どれだけ向上心もって練習に取り組めるかだと思う。この時間を忘れずに、未来に向けて繋げていきたい」とコメントした。

【動画】名守護神ドンナルンマが動けず！渡邉のデビュー戦アシストから北野が同点弾

　藤枝では22日までゲームに出ていたため、「変な感じしかしないですね。１週間前までJ２で試合をしていたので。１週間後にパリとの親善試合。サッカー選手ならでは」と心境を語り、こう続けている。

「僕は無名で育ってきて、ただ、その中でもこういうことがあるんだよ、というのは子どもたちにとってもひとつの道になるのかな。自分がそういう道しるべになれるようにがんばって行きたいです」

　昨シーズンまではJ３でプレーしていた26歳が、セレッソでの活躍を誓った。

取材・文●江國 森（サッカーダイジェストWeb編集部）

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