C大阪FW北野颯太がパリSG相手に同点弾! 世界を見据える18歳の覚悟「相手が上に見られているような雰囲気が悔しかった」

2023年07月29日 手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

「自分も目ざしているひとつの場所」

パリSG戦で同点ゴールを挙げた北野。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 セレッソ大阪は7月28日、ジャパンツアーで来日中のパリ・サンジェルマンと対戦。先制される展開も、ジョルディ・クルークス、北野颯太、香川真司の得点でフランスの強豪相手に3-2の逆転勝利を飾った。

 この試合で躍動し、チームを勝利に導いたのが北野だ。後半頭からピッチに立った18歳は、1-2とビハインドで迎えた67分、敵陣でボールを奪った渡邉りょうの折り返しに、ボックス内でワントラップから左足を振り抜くと、GKドンナルンマは一歩も動けず。強烈なグラウンダーのシュートがゴール右に突き刺さった。

 北野は自身のゴールを「ファーストコントロールをしっかり止めるというところをとにかく意識した。ちょっと迷いはあったんですけど、やっぱり自分の思い切りの良さが出たのかなと思います」と振り返った。
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 親善試合とは言え、リーグ・アン王者を相手に金星。北野は「パリのレベルはあんなものじゃないと思っている」としつつも、サッカーファンを驚かせたこの結果に、手応えを示した。

「自分も目ざしているひとつの場所なので、その相手にどれくらいできるかというのは、試合前から楽しみにしていました。

 最初から負けるつもりはなかったです。お客さんや見ている人も試合前からパリの選手が上に見られているような雰囲気があった。やっぱりそういうのは悔しかったし、別に一緒の選手だし、そういう意味では結果で見せれたと思う」

 記者から「パリの選手と話した?」と訊かれ、「自分から話そうとは思わない。もちろんリスペクトはありますけど、相手のほうが上という気持ちはないので、別にペコペコする必要はないと思います」と語った北野。言葉の端々から、常に世界を見据えてプレーしている強い覚悟が感じられた。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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