新天地が不透明な鎌田大地、インテルが売り込みと伊大手紙が報道!「興味深いとの評価だが...」

2023年07月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

「インザーギの3-5-2に適応できる」

ミラン入団が消滅したとされる鎌田に宿敵インテルが関心か。(C)Getty Images

 指揮官が名前を挙げたのは、獲得に向けた話があるからなのか。

 日本でツアー中のインテルを率いるシモーネ・インザーギ監督は、『サッカーダイジェスト』による取材で日本人選手について言及した際、鎌田大地への好印象を口にした。そして7月28日、イタリア紙『Gazzetta dello Sport』は、鎌田がインテルに売り込まれたと報じている。

 周知のとおり、鎌田は先月、ミラン加入が濃厚と言われていた。だが、技術部門の人事の影響もあり、正式決定には至らず。その後、ミランは次々に新選手を中盤に加え、すでに鎌田獲得の可能性は消滅した様子だ。

 これを受け、イタリアではローマやラツィオといったクラブの関心が報じられたが、いずれも具体的な進展は見られない。そしてここに来て浮上した名前がインテルだ。

 Gazzetta dello Sport紙によれば、鎌田はインテルに加入した場合、ヘンリク・ムヒタリアンの代役になるとのこと。「中盤左インサイドをこなせ、インザーギの3-5-2に適応できる」と伝えられている。

 だが同紙は、現在のインテルの優先目標は別にあると指摘。守護神の確保に加え、ロメル・ルカク獲得が消滅したことによる前線強化、ミラン・シュクリニアル退団を受けての右CBの獲得に集中しているという。

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 さらに、インテルは中盤を強化する場合も、鎌田よりウディネーゼのラザル・サマルジッチを優先しているとのこと。Gazzetta dello Sport紙は「カマダは興味深いプロフィールと評価されているが、ポジションだけでなくスカッド構成においても優先ではない」と報じた。

「中盤補強にはサマルジッチを考えてきたことも忘れてはいけない。ただ、彼の獲得には2000万ユーロ(約31億円)のコストを要するが」

 同紙の報道を受け、イタリア『Sport Mediaset』は「日本人選手が青黒のユニホームを着たいと望むなら、いくつかドリブルで抜いていかなければいけない」とも伝えている。

「まずは現在の中盤6番手の選手、つまりステーファノ・センシの売却を待たなければならない。続いて、サマルジッチ放出へのウディネーゼの要求が高いままでインテルが意気消沈する必要だ」

 報道を見る限りは、インテル加入の可能性はあまり高くないように思われる。だが、マーケットは何があるか分からない。ミラン加入が騒がれていた当初、7月も終わりが迫る中、鎌田の所属先が決まっていない事態を想定した人も少なかっただろう。

 日本代表MFの新天地はどこになるのか。決着が待たれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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