今季、ユースからトップチームへ昇格したセレッソ大阪のルーキーは、世界の強豪クラブとの対戦で大きな刺激を得たようだ。

　C大阪は７月29日、フレンドリーマッチでパリ・サンジェルマンと対戦。香川真司の決勝ゴールで３－２の逆転勝利を収めた。

　この試合に後半開始から投入され、中盤でパワフルなボール奪取からカウンターの起点となるなど、持ち味を見せたMF石渡ネルソンは、こう試合を振り返った。

「小菊（昭雄）監督も試合前から、引いて守るサッカーではなくて、前から行けるところは行って、奪って勝つサッカーをすると言っていた。相手のクオリティではがされて、自陣で耐える時間もありましたけど、相手のひとつのミスだったり、ラインを押し上げて、ボールを奪いに行くというのはできたと思います」
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　昨季、リーグ・アン制覇を成し遂げた強敵との一戦が「すごい良い刺激になりました」と目を輝かせた石渡。続けて、「相手に同い年の選手や、なんなら年下の選手も何人かいると事前に知っていたなかで、年下には絶対に負けてられないですし、そこの気持ちは持ってプレーしました」と並々ならぬ思いで臨んだと明かした。

　そういった、世界の舞台でプレーする年齢の近い選手とのプレーを経て、「最終的には海外に行きたいと思っている。そういう思いも強くなった」とした18歳は、「でもまずはセレッソで結果を残してっていうのが自分の中にあるので、そこが一番。いっぱい課題が見つかった試合だったので、もう一回、チームに戻って毎日の練習からやっていきたい」とさらなる成長を誓った。

取材・文●手塚集斗（サッカーダイジェストWeb編集部）

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