エースの古橋亨梧がジャパンツアーで2試合ともにベンチスタート…セルティックのロジャース監督が理由を説明

2023年07月23日 中川翼(サッカーダイジェストWeb編集部)

横浜戦は68分、G大阪戦は後半開始から出場

ジャパンツアーの2試合では、ともに途中出場となった古橋。写真:田中研治(サッカーダイジェスト写真部)

 7月22日、ジャパンツアー中のセルティックはガンバ大阪と対戦。85分のアレクサンドロ・ベルナベイの決勝弾で1-0の勝利を飾った。

 セルティックでプレーする日本人5選手のうち、19日の横浜F・マリノス戦(4-6)には前田大然、旗手怜央、岩田智輝、小林友希の4選手が先発。そして、今回のG大阪戦では、横浜戦で負傷交代した小林はメンバー外となったものの、前田、旗手、岩田の3人は変わらずスタメン出場を果たした。

 その一方で、古橋亨梧は、日本人選手のなかで唯一、2試合ともにベンチスタート。横浜戦では68分から、G大阪戦では後半開始からの途中出場となった。
【PHOTO】大然!亨梧!怜央!智輝!凱旋試合に熱狂したセルティックサポーター!!
 試合後、セルティックの指揮官ブレンダン・ロジャース監督は、エースである古橋がジャパンツアーの2試合ともにサブとなったことについて、「それは、キョウゴのチームへの合流が他の選手たちよりも遅くなってしまったのと、フィットネスに問題があったからだ」と説明した。

「我々は日本に来る前にポルトガルでも合宿を行なったが、その時に彼が少し肩を痛めてしまった。だから回復のために時間を与える必要があった。マリノス戦では後半途中から使うというプランを最初から持っていたし、今日(G大阪戦)は前半と後半でまったく違うメンバーで戦おうと思っていたため、後半のチームで起用しようと考えていた。

 キョウゴはフィットネスを上げるために頑張っている段階。ただそれだけだ。彼が我々にとって非常に重要であるというのは、まったく変わっていない」

 昨シーズン、スコットランドリーグでMVPと得点王に輝き、チームの国内3冠に大きく貢献した古橋。新シーズンは、最高のコンディションで開幕を迎えてほしい。

取材・文●中川 翼(サッカーダイジェストWeb編集部)

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