女子W杯開幕当日、オークランドで銃撃事件。スポーツバーをのぞいてみれば...空港職員は「他の都市では盛り上がっているんですかね?」

2023年07月21日 渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

W杯のオープニングゲームは開催国ニュージーランドが勝利

ハミルトンの空港ではW杯のウェルカムデスクが設置されていた。(C)SOCCER DIGEST

 7月20日に女子ワールドカップが開幕した。

 初日に登場した、開催国のニュージーランドとオーストラリアは、それぞれ1-0で白星発進となった(ニュージーランド1-0ノルウェー、オーストラリア1-0アイルランド)。

 4年に一度の世界的なイベントの盛り上がりはというと...。

 日本のベースキャンプ地であるニュージーランドのクライストチャーチでは、試合当日はスポーツバーでニュージーランド対ノルウェーが放送され、12名ほどの観客がビールを片手に歓声を挙げ、試合を楽しむ姿も見られた。

 翌21日の早朝に、クライストチャーチ在住の日本人、空港職員のタツヤさんに現地の状況を訊いた。
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「昨日、ニュージーランドが勝ったみたいですね。さっき知ったばかりです。ニュースでは昨日、起きたオークランドの銃撃事件のことばかりで、特別ワールドカップの雰囲気は感じません」

 現地20日の7時20分頃に、ワールドカップの試合開催都市でもあるオークランドで、24歳の男性が工事現場で銃を乱射し、市民2人が死亡、警察官を含む6人が負傷した事件が起きていた。

 続けて、「カジノの大きなモニターとかでやっていれば盛り上がるかもしれませんが...。ここ(クライストチャーチ)は試合会場でもないですし、他の都市では盛り上がっているんですかね? よく分かりません。もちろん日本代表がいることは知っていますが、試合会場は別ですよね? これから行くんですか?」とのことだ。

 日本の初戦(ザンビア戦)が開催されるハミルトンの空港では、ささやかながら、ワールドカップのウェルカムデスクも設置され、街中もワールドカップ仕様となっていた。

 なでしこジャパンの初戦は、7月22日、日本時間16時にキックオフされる。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト特派)

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