「U-23チームには送らない」大学からドイツ1部へ、ブレーメン加入のFW佐藤恵允。明治大指揮官が実現の経緯を明かす

2023年07月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

「臆することなくドイツで暴れてほしい」

ドイツ1部のブレーメン加入が決まった佐藤。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 明治大は7月20日、ドイツ1部ブレーメンへの加入が決まったFW佐藤恵允(4年)の加入・契約締結会見を実施。登壇した栗田大輔監督が、実現の経緯を明かした。

 明治大で10番を背負う佐藤は、パリ五輪を目ざすU-22日本代表にも名を連ね、今年3月と6月に行なわれた欧州遠征にも参加。将来性豊かなアタッカーが新たな挑戦をスタートさせる。

 明治大の栗田監督は、「7月5日にドイツに恵允と私でドイツに渡って、契約のサインをしてまいりました。活動参加は8月1日から」と説明。そのうえで、ブレーメンへ加入が決まった経緯をこう語った。

「恵允のビジョンを昨年の秋に確認して、強い意志を感じ取ったので、そのビジョンに対して一番最短のルートはどこなのかと動き出しました。今年2月にドイツに渡り、チームの練習に参加しました。その後、ブレーメンにはU-22日本代表の活動を通じて、追っていただき、6月にオファーを出していただきました」
【PHOTO】パリ五輪世代期待のアタッカー、明治大学FWの佐藤恵允を特集!
 続けて指揮官は、ブレーメンの監督、強化本部長との面会で行なった要求を次のように明かした。

「U-23チームには、恵允を送らないとブレーメンに言いました。というのは、U-23は今シーズン、ドイツの5部リーグで活動します。5部であるならば、国内のJリーグやほかの海外の1部、2部リーグのほうがレベルが高いだろうと。アマチュアリーグにあたるので、そこでやるのは選手自身のレベルが落ちてしまうと先方にも伝えて、考えを聞きました。

 そのなかで、ブレーメンサイドも今回、トップチームに恵允を置き、そのトップの中の4名から5名を最初はU-23のほうで初めは見てみたいと。そこで見ながら活動をスタートして、良ければすぐにトップに上げると。というような位置づけの選手なので恵允が欲しいと明確に言っていました」

 栗田監督は「臆することなくドイツで暴れてほしい」と教え子にエール。佐藤は「様々な支えがあっての加入なので、感謝の思いを持って挑戦したい。自分の夢はヨーロッパで活躍してワールドカップに出ること。そこに向けて、まずは今年からトップチームに参加して、中心選手になれるように頑張りたい」と意気込んだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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