自分のミスを「めちゃくちゃ認める」。松尾一主審はなぜ選手から信頼されるのか。人間の心理に興味を持ち、大学で学び直す

2023年07月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

「今のファウル!?」「ごめーん、見えてなかった」

大学で心理学を学んだ松尾主審。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

 DAZN配信の『Jリーグジャッジリプレイ』で、主審の知られざる人柄が明かされた。

 7月16日開催のJ1第21節・ガンバ大阪対柏レイソルで、柏の椎橋慧也がレッドカードで退場。このジャッジが取り上げられたなか、試合をさばいた松尾一主審の出身地が話題に。

 MCの桑原学アナウンサーが「我々はまったく分からない。どういうお方で、どういうお人柄なのか。そういうのが分かると、親近感が余計にわきやすいというか。僕はけっこう知りたい」と所望する。
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 これに対し、ゲスト出演した元日本代表の槙野智章氏が現役時代のやり取りを明かす。

「松尾さんは、めちゃくちゃ自分のミスを認める方です。『松尾さん、今のファウル!?』って言ったら、『ごめーん、見えてなかったけど』とか、ちゃんと言ってくれる方です」

 自らのジャッジをごまかさず、しっかりと伝える。「だから、選手たちも気持ちよく、『次、見ててくださいよ~』って、そういうラリーができる」と槙野氏は語る。

 ジャッジ解説の家本政明元国際審判員によれば、松尾主審は人間の心理に興味を持ち、大学で学びなおしたという。「そうなんですか!」と槙野氏が驚けば、桑原アナウンサーも「いろんな努力をされているんですね」と感心した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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