７月19日、国際親善試合で横浜F・マリノスとセルティックが日産スタジアムで対戦。元横浜の前田大然がハットトリックを達成し、スコットランド王者がリードして前半を終えるも、J１王者が後半に逆転し、６－４で打ち合いを制した。

　数はそれほど多くなかったものの、セルティックのサポーターも手拍子やチャントで熱心に応援していた。
 

　選手たちが前半終了時にロッカーに引き上げる際と、後半に向けて戻ってきた際には、複数の少年が色紙を片手にスタンド最前列に駆け付け、サインを求める姿があった。そんな様子を記者席から見ていると、両方のタイミングでひとり気さくに応じていた選手に気付いた。

　守護神のジョー・ハートだ。イングランド代表で正GKを務めた経験も持つ36歳は、利き足は右ながら、グローブを着けた左手ですらすらとサイン。ハートだけに少年ファンの心をがっちりと掴んでいた。

取材・文●有園僚真（サッカーダイジェストWeb編集部）

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