【J1・J2移籍動向】広島がドウグラスの流出を阻止できず、降格の清水からP・ウタカを期限付き移籍で獲得

2016年01月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

これまでのキャリアではドウグラスを上回る実績を持つピーター・ウタカ。

ドウグラスの退団が決定したことにより、広島はピーター・ウタカを期限付き移籍で獲得した。(C) SOCCER DIGEST

 昨季J1王者の広島は1月12日、FWドウグラスの期限付き移籍満了に伴う退団を発表した。
 
 ドウグラスは昨季、保有権のある徳島から広島に期限付き移籍で加入すると、33試合に出場し、リーグ2位となる21得点をゲット。広島のJ1リーグ優勝に大きく貢献した。その後、ACLでも3位決定戦で広州恒大を相手に2ゴールを挙げて逆転勝利の立役者となるなど、重要な働きを見せた。
 
 広島はこのドウグラスの慰留に努め、完全移籍での加入をオファーしたものの、結局は退団となってしまった。ドウグラスは、UAEのアル・アインへの加入が濃厚となっている。
 
 ドウグラスはクラブを通じて、次のコメントを残している。
「まず、私を獲得するためにオファーをくれたサンフレッチェ広島というクラブに感謝していますし、いつも応援してくれたファン・サポーターの皆さんにも感謝の言葉を送りたいと思います。特にファン・サポーターの皆さんにはどんなときでも温かい声援をいただきました。皆さんの力がなかったら、J1優勝は成し遂げられなかったと思っています。
(中略)
チームが一つに団結しているサンフレッチェは、まさにファミリーのようでした。2016年、サンフレッチェには新たなファンが増えました。それは私と私の家族です。皆さん、本当にありがとうございました」
 
 ドウグラスの退団によって大きな得点源を失うこととなった広島は、その代役として昨季J2に降格した清水から、ピーター・ウタカを1年間の期限付き移籍で獲得。P・ウタカは昨季28試合・9得点の結果を残している。これまでのクラブキャリアや国際経験ではドウグラスを上回る実績があるだけに、上手くハマれば強力な助っ人となりそうだ。

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