【採点寸評|横浜】前線4人は好連係も及第点に届かず。1失点で済んだのは守護神のおかげ[J1第21節 横浜 0-1 川崎]

2023年07月16日 金子 徹(サッカーダイジェスト編集部)

総力戦もチーム力は落ちていなかった印象

【警告】横浜=一森(72分) 川崎=シミッチ(29分)【退場】なし【MAN OF THE MATCH】車屋紳太郎(川崎)

[J1第21節]横浜 0-1 川崎/7月15日/日産スタジアム

 Jリーグは7月15日、J1第21節を開催。日産スタジアムでは横浜F・マリノス対川崎フロンターレが行なわれ、1-0で川崎が勝利した。
【PHOTO】横浜の出場17選手&監督の採点・寸評。渡辺は攻守に存在感。A・ロペスは80分の好機で決めていれば...
 前半はスコアボードが動かず。得点こそ生まれなかったが、両チームとも相手ゴールに迫る場面を多く作るなど、見応えある内容で最初の45分間を終える。

 迎えた後半も一進一退の攻防が続くなか、川崎は71分、遠野大弥がエリア内で倒され、PKを獲得。家長昭博がキッカーを務めるも、一森純のファインセーブに阻まれる。

 試合はスコアレスでアディショナルタイムに突入。そして90+4分、川崎が勝負を決するゴールを奪う。瀬川祐輔の縦パスに抜け出した大南拓磨が折り返すと、車屋紳太郎が身体ごと押し込んだ。

 接戦を制した川崎は暫定6位に浮上。横浜は8戦ぶりの黒星となった。
【PHOTO】日産スタジアムに駆け付け最後まで後押しし続けた横浜F・マリノスサポーターを特集!
▼横浜のチーム採点「5.5」
 後半アディショナルタイムに失点して敗戦となったが、試合内容は"BIG神奈川ダービー"と銘打ったその名に相応しい戦いだったと言える。

 先発したアンデルソン・ロペス、ヤン・マテウス、エウベル、マルコス・ジュニオールらブラジル人選手たちの連係が光り、両サイドから何度もチャンスを作っていた。前半に先制点が欲しかったのが正直なところだろう。

 後半も「押し込まれる場面はあったが、押し込む時間もあった」(喜田拓也)。松原健が脳震盪の疑いで退いた後半からは右SBに上島拓巳、永戸勝也が足をつって交代したあとは左SBに喜田が入り、本職の両SBがいないなかで総力戦にもなったが、チーム力は落ちていなかった印象で、やはり最後の最後での失点は悔やまれる。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

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