インテルに完全移籍目前のルカク、ユベントスに目移りで“消息不明”か。ユベンティーノは拒絶「若いFWの代わりにゴミ?」「二度と試合を見ない」

2023年07月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ゴールマウスから60m離れたところでは世界最高の選手」

ルカクはインテル残留を望んでいるかと思われたが...。(C)Getty Images

 いよいよ完全移籍の実現が目前と迫るなか、国内の宿敵に目移りしている様子との報道が浮上すれば、反発を買うのは避けられないが…。

『Gazzetta dello Sport』紙などイタリアの一部メディアは7月14日、インテルがロメル・ルカクの買い取りに向けてチェルシーと合意したものの、選手サイドと連絡がとれなくなっていると報じた。

 2019年夏にマンチェスター・ユナイテッドからユベントスに移籍する可能性もあったなか、最終的にインテルに加入したルカクは、絶対的エースとして活躍。クラブ愛を強調し、ファンとも相思相愛の関係と思われていた矢先の2021年夏、古巣であるチェルシーへの電撃復帰を決めた。

 しかし、ロンドンで思うような活躍ができず、ルカクはシーズン途中にイタリア衛星放送『Sky Sport』のインタビューでインテル復帰希望を公言。チェルシーとそのサポーターの怒りを買いながらも、シーズン後にレンタルのかたちでインテルに出戻ることを選んだ。

 迎えた昨季、ルカクは前半戦でケガもあって不振を極めながら、シーズン終盤戦で時折本来の力をうかがわせる場面も披露。そして再びインテル愛を強調し、チェルシーが再レンタルを認めないと言われるなか、減俸を受け入れてもインテルへの完全移籍を望んでいると報じられていた。

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 そして14日にGazzetta dello Sport紙が報じたところによると、インテルはアンドレ・オナナのユナイテッド移籍が15日に正式発表される見通しとなり、その資金を生かしてチェルシーとの合意を取りけたという。ところが、この段階になって、選手サイドが連絡に応じなくなったというのだ。

 その背景には、ユベントスの存在があるかもしれない。Sky Sportによると、3500万ユーロ(約54億3000万円)+ボーナス500万ユーロ(約7億8000万円)というインテルの条件に対し、ユベントスはドゥシャン・ヴラホビッチの放出を前提条件としたうえで、3750万ユーロ(約58億1000万円)+ボーナス250万ユーロ(約3億9000万円)を提示したという。

 Sky Sportは、ルカク側がインテルやチームメートからの連絡にも応じていないのは、ユベントス移籍に向けて本人が大きく前向きになっているからと報道。その姿勢に怒りを覚えたインテルが、一転して獲得を取りやめる可能性もあると伝えた。

 インテル・サポーターの中には、2年前の退団時にルカクを「裏切り者」と批判し、昨年復帰してからも完全に許してはいないという者もいる。それだけに、一連の報道に不満を覚えているファンがいるのも想像に難くない。

 一方で、ユベントス・ファンの中にも"お断り"という声が少なくないようだ。Gazzetta dello Sport紙は、SNSに不満や皮肉の投稿が見られると報じた。

「プレステでもあり得ない!」
「若いFWの代わりにゴミな選手は望まない」
「ゴールマウスから60m離れたところでは世界最高の選手だがな」
「若手を全員売って、全盛期が過ぎた30歳たちを獲得するのか?」
「二度とユベントスの試合を見ないようにするのにちょうど良い機会だな」
「GKとしてか? FWとしてか? あいつは欧州の決勝でGKとして活躍したからな」
「(アンケートでヴラホビッチとの交換案に)イエスと答えたやつは、火星で見ていたのか?」

 果たしてルカクは新シーズン、どのクラブのユニフォームを着ているのか。続報が待たれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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