シュートシーンは迎えたが
天皇杯の水戸戦で先発した名願。シュートまで持ち込むシーンも作った。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)
[天皇杯3回戦]川崎 2-1 水戸/7月12日/ケーズデンキスタジアム水戸
ケーズデンキスタジアム水戸で行なわれた水戸との天皇杯3回戦へフレッシュな陣容で臨んだ川崎は、前半の瀬古樹、後半の宮代大聖のゴールで2-1で勝利を収めた。
このゲーム、通常通りの4-3-3のシステムで、右SBの松長根悠仁(アカデミーから昇格して1年目)、左SBの佐々木旭(大卒2年目)らとともに注目されたのが、左ウイングに入った高卒1年目の名願斗哉である。
名願の真骨頂といえば、やはり守備者を翻弄するドリブルだ。試合序盤から仕掛ける意識は強く、ボールを持てば前へ行く姿勢を示した。さらに37分には相手のパスミスをカットし、自ら相手ペナルティエリア内に持ち込んでシュート、DFにブロックされるも、そのこぼれ球を拾って切り返しから再び狙ったが、力なくGKにセーブされた。
その後は見せ場を作れずに62分に交代。もっともプロデビュー戦となった約4か月前のルヴァンカップ・清水戦では持ち味を出せないままハーフタイムでベンチに下がっただけに、公式戦2試合目は一歩前に進めたと言えるのかもしれない。
ケーズデンキスタジアム水戸で行なわれた水戸との天皇杯3回戦へフレッシュな陣容で臨んだ川崎は、前半の瀬古樹、後半の宮代大聖のゴールで2-1で勝利を収めた。
このゲーム、通常通りの4-3-3のシステムで、右SBの松長根悠仁(アカデミーから昇格して1年目)、左SBの佐々木旭(大卒2年目)らとともに注目されたのが、左ウイングに入った高卒1年目の名願斗哉である。
名願の真骨頂といえば、やはり守備者を翻弄するドリブルだ。試合序盤から仕掛ける意識は強く、ボールを持てば前へ行く姿勢を示した。さらに37分には相手のパスミスをカットし、自ら相手ペナルティエリア内に持ち込んでシュート、DFにブロックされるも、そのこぼれ球を拾って切り返しから再び狙ったが、力なくGKにセーブされた。
その後は見せ場を作れずに62分に交代。もっともプロデビュー戦となった約4か月前のルヴァンカップ・清水戦では持ち味を出せないままハーフタイムでベンチに下がっただけに、公式戦2試合目は一歩前に進めたと言えるのかもしれない。
ただ、試合後、本人の口から出たのは反省の言葉だった。
「結果を残そうと思って試合に入りましたが、絡めなかったことは悔しいです。
最初のほうはボールが入ったら仕掛けようと考えていて、結構つっかけることができていました。ただ、途中からボールをなくしたくないという全体の気持ちのようなものもあり、ロングボールも増え、なかなかゲームが落ち着かない状況になっていたなかで、自分がポジションを内側に取るのか、外に張っていたほうが良いのか、あまりハッキリしないままゲームを進めてしまったと感じています。そこは自分が反省しなくちゃいけない部分です」
一方で先日の大宮との練習試合では2点を取るなど、感覚は悪くないようだ。
「ボールを持った時は自信を持ってできているので悪くはないと思います。ただ、相手の怖いプレーといったら、相手に仕掛けていくところなので、そこがまだ足りていないのかなと」
さらに件のシュートシーンでも悔いはあったようだ。
「相手のパスミスだったんですが、自分がカットした時に1対1だったので、1対1は得意なので、どういこうかなと思った時に(遠野)大弥くんが右に走っていたのが見えたので、今考えたら出したほうが良かったのかなと。でも、自分が点を取りたいという気持ち、欲があったなかで、シュートをブロックされ、冷静になれなかったのがチャンスを決め切れなかった要因かなと感じています。
シュートチャンスがあったら振ろうと思っていたので、シュートにいったこと自体は悪くなかったと思います。でも、チームが勝つために追加点が欲しい状況だったので、そう考えるともっと違う判断もあったのかなと感じます」
水戸戦で得られたのは「まだまだ自分は足りないと改めて思ったので、また改善していきたいです」という想い。悔しさを胸に19歳がさらに進化する姿を待ちたい。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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「結果を残そうと思って試合に入りましたが、絡めなかったことは悔しいです。
最初のほうはボールが入ったら仕掛けようと考えていて、結構つっかけることができていました。ただ、途中からボールをなくしたくないという全体の気持ちのようなものもあり、ロングボールも増え、なかなかゲームが落ち着かない状況になっていたなかで、自分がポジションを内側に取るのか、外に張っていたほうが良いのか、あまりハッキリしないままゲームを進めてしまったと感じています。そこは自分が反省しなくちゃいけない部分です」
一方で先日の大宮との練習試合では2点を取るなど、感覚は悪くないようだ。
「ボールを持った時は自信を持ってできているので悪くはないと思います。ただ、相手の怖いプレーといったら、相手に仕掛けていくところなので、そこがまだ足りていないのかなと」
さらに件のシュートシーンでも悔いはあったようだ。
「相手のパスミスだったんですが、自分がカットした時に1対1だったので、1対1は得意なので、どういこうかなと思った時に(遠野)大弥くんが右に走っていたのが見えたので、今考えたら出したほうが良かったのかなと。でも、自分が点を取りたいという気持ち、欲があったなかで、シュートをブロックされ、冷静になれなかったのがチャンスを決め切れなかった要因かなと感じています。
シュートチャンスがあったら振ろうと思っていたので、シュートにいったこと自体は悪くなかったと思います。でも、チームが勝つために追加点が欲しい状況だったので、そう考えるともっと違う判断もあったのかなと感じます」
水戸戦で得られたのは「まだまだ自分は足りないと改めて思ったので、また改善していきたいです」という想い。悔しさを胸に19歳がさらに進化する姿を待ちたい。
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