「調子に乗ってしまい...」プロ入りが決まらなかった古橋亨梧はいかにしてFC岐阜入団を掴んだのか。親戚の勧めで改名も

2023年07月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

“匡悟”から“亨梧”へ

岐阜でプロキャリアをスタートした古橋。(C)SOCCER DIGEST

 元Jリーガーの那須大亮氏が7月11日、自身のYouTubeチャンネルで最新コンテンツを公開。ゲスト出演した日本代表FW古橋亨梧(セルティック)の大学時代の話を聞いている。

 28歳のFWは、那須氏からプロ入り前に「今の古橋亨梧を作った1番のターニングポイント」を問われると、中央大時代と回答する。

 1年生の時から活躍したものの、無意識に調子に乗ってしまい、思うようにプレーができなくなってしまう。周囲からの指摘で、「謙虚に泥臭くやらないといけない」と再確認したという。

「そこが一番大きかった。また1から走り続けて、がむしゃらに頑張り続けられた。それが無かったら、もしかしたら僕はここにいないかもしれない」

 豊富な練習で、腕を磨いた。朝練に加えて、自主的に午後の練習にも参加。終了後にもGKに付き合ってもらい、シュート練習をしていた。「1日中グラウンドにいて、ずっとサッカーしていた」ため、チームメイトからは「お前また来たのかよ…。どんだけサッカー好きやねん」と言われていたという。
【動画】古橋の契約延長を記念したムービー
 ただ、プロ入りを決めるのには苦労した。複数のJリーグクラブの練習に参加したものの、オファーは無かった。「良い時もあったけど、全体的に考えると、全然、自分らしくプレーできていなかった」と振り返る。

 プロ入りが決まらないまま卒業が近づき、プレッシャーが高まる。追い込まれるなかで、親戚の勧めをきっかけに出会った人の助言を受けて、下の名前を"匡悟"から"亨梧"に変えた。

 そして、FC岐阜でついにプロ入りのチャンスを掴む。

「シーズンが終わって、最後、若手の選手たちだけのトレーニングの時に呼んでもらえて。対人とかもやって、アピールできることはやって後悔はない、みたいな感じで終わって」

 後にスコットランドリーグの得点王とMVPをダブル受賞するストライカーは、並外れた努力と諦めない心でプロの世界にたどり着いた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】「1日中グラウンドにいて...」古橋亨梧が中央大での猛練習を回顧!

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