「1つになれれば、湘南は間違いなく強い」
殊勲の同点弾を挙げた大野。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)
湘南ベルマーレは7月8日、J1第20節で柏レイソルと敵地で対戦し、1-1で引き分けた。
試合は立ち上がりからホームチームのペースで進む。23分、コーナーキックから決定機を演出すると、その3分後に細谷真大がクロスに合わせて柏が先制。その後もフロートのスピードを活かしたカウンターなどでチャンスを迎えるも、決めきれずに前半を折り返す。
後半は一転、湘南が攻勢を強める。ハーフタイムから投入された杉岡大暉がクロスで何度も好機を演出し、前への圧力を強めると、79分に背後を取った大橋祐紀が相手DF立田悠悟の退場を誘発し、11対10の状況を作り出した。
さらに勢いを増したアウェーチームは終了間際の90+3分、小野瀬康介の浮き球パスを阿部浩之が頭で折り返し、パワープレーで前線に上がっていたCBの大野和成が飛び込んで待望の同点ゴールをマーク。最後まで敵陣深くに攻め込んだが、試合はそのまま終了した。
【動画】大野和成、"魂"の同点ゴール
17位・柏と18位・湘南による"裏天王山"は、熾烈な戦いの末にドロー決着という形で幕を閉じた。
試合後、殊勲の同点弾を挙げた大野が得点シーンをこう振り返った。
「本当に、魂でしかないですね。相手が1人少なくなったので、上がろうかなと思って、前にいました。ゴールの前も何度かチャンスがあったけど決められなくて...でも最後は魂でした」
試合は立ち上がりからホームチームのペースで進む。23分、コーナーキックから決定機を演出すると、その3分後に細谷真大がクロスに合わせて柏が先制。その後もフロートのスピードを活かしたカウンターなどでチャンスを迎えるも、決めきれずに前半を折り返す。
後半は一転、湘南が攻勢を強める。ハーフタイムから投入された杉岡大暉がクロスで何度も好機を演出し、前への圧力を強めると、79分に背後を取った大橋祐紀が相手DF立田悠悟の退場を誘発し、11対10の状況を作り出した。
さらに勢いを増したアウェーチームは終了間際の90+3分、小野瀬康介の浮き球パスを阿部浩之が頭で折り返し、パワープレーで前線に上がっていたCBの大野和成が飛び込んで待望の同点ゴールをマーク。最後まで敵陣深くに攻め込んだが、試合はそのまま終了した。
【動画】大野和成、"魂"の同点ゴール
17位・柏と18位・湘南による"裏天王山"は、熾烈な戦いの末にドロー決着という形で幕を閉じた。
試合後、殊勲の同点弾を挙げた大野が得点シーンをこう振り返った。
「本当に、魂でしかないですね。相手が1人少なくなったので、上がろうかなと思って、前にいました。ゴールの前も何度かチャンスがあったけど決められなくて...でも最後は魂でした」
今季ここまでリーグ戦の出場は6試合に留まっていた大野。満足に出番を得られないなかで、特別な想いがあったという。
「僕は他の選手よりも出場機会はないし、次に出られる保証もない。それでも、湘南の在籍も長いし、愛着もあるので『自分が何とかしたい』と常に思っています。
自分が出た試合で結果が伴わず、自分の実力不足を痛感して悩んだ時期もありましたが、今日、ゴールという結果で少しだけ貢献できました。ここからチームが勢いに乗れるかは日頃の練習にかかっているので、しっかりやっていければ」
最後に、チームの巻き返しも誓っている。
「湘南は、攻守においてチームが1つになった時の破壊力が凄まじい。それを自分たちから出せれば勝つ確率も上がります。最近、大敗した3試合も、みんな頑張っています。ただ、頑張り方がバラバラな部分があった。今日のように1つになれれば、湘南は間違いなく強いです」
柏戦を終えて、最下位を抜け出したわけではない。14戦勝ちなしという苦しい現状が覆ったわけでもない。それでも、今節の勝点1は大きな意味を持つだろう。
大野が「魂」でもぎ取ったゴールが、浮上へのターニングポイントとなるかもしれない。
取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)
【PHOTO】湘南の出場16選手&監督の採点・寸評。大野は終盤のパワープレーで殊勲の同点弾。高い技術を随所に発揮した茨田
【PHOTO】どんな時でも選手の力になるために声援を届け続ける湘南ベルマーレサポーター!
「もはや生命の危機を感じる。雪とか以前の問題」吉田麻也がJリーグの"秋春制移行"に見解!「とんでもない」と指摘したのは?
「僕は他の選手よりも出場機会はないし、次に出られる保証もない。それでも、湘南の在籍も長いし、愛着もあるので『自分が何とかしたい』と常に思っています。
自分が出た試合で結果が伴わず、自分の実力不足を痛感して悩んだ時期もありましたが、今日、ゴールという結果で少しだけ貢献できました。ここからチームが勢いに乗れるかは日頃の練習にかかっているので、しっかりやっていければ」
最後に、チームの巻き返しも誓っている。
「湘南は、攻守においてチームが1つになった時の破壊力が凄まじい。それを自分たちから出せれば勝つ確率も上がります。最近、大敗した3試合も、みんな頑張っています。ただ、頑張り方がバラバラな部分があった。今日のように1つになれれば、湘南は間違いなく強いです」
柏戦を終えて、最下位を抜け出したわけではない。14戦勝ちなしという苦しい現状が覆ったわけでもない。それでも、今節の勝点1は大きな意味を持つだろう。
大野が「魂」でもぎ取ったゴールが、浮上へのターニングポイントとなるかもしれない。
取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)
【PHOTO】湘南の出場16選手&監督の採点・寸評。大野は終盤のパワープレーで殊勲の同点弾。高い技術を随所に発揮した茨田
【PHOTO】どんな時でも選手の力になるために声援を届け続ける湘南ベルマーレサポーター!
「もはや生命の危機を感じる。雪とか以前の問題」吉田麻也がJリーグの"秋春制移行"に見解!「とんでもない」と指摘したのは?