マンチェスター・ユナイテッドのブラジル代表カゼミーロが、母国誌『PLACAR』のインタビューに応じ、率直な思いを明かした。

　現在31歳のMFは、昨夏に９年在籍したレアル・マドリーを離れ、ユナイテッドに加入。チャンピオンズリーグ（CL）王者での地位を捨て、同じく欧州の名門でありながら、不振でCL出場権すらなかったチームへの移籍は大きな話題を呼んだ。

　カゼミーロは「まず家族に相談した」と振り返る。

「年齢的にビッグクラブをトップで去るチャンスはもうそんなになかった。２、３年後だったら、マドリーを離れて他のビッグクラブには行かなかっただろうし、野心もなかっただろう。もちろんプレミアリーグへの思いもあった。最も良かったのは、僕が考えていた通りだったことだね。ここでは簡単な試合がなく、首位が最下位に勝てるか分からない。90％の力では負けてしまう」
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　新天地ですぐさま定位置を掴んだセレソン戦士は、「レアル・マドリーで10年過ごした後だけに簡単ではなかった。ファン、スタッフ、選手、全てが上手く調和していた。それが僕の適応にとても重要だった」と言い、環境面への感謝を示す。

「最高の雰囲気の試合だし、全てが素晴らしい。マンチェスターは住みにくい街だと聞いていたけど、とても気に入っているよ」

　再びCLも戦う新シーズン、「面倒を見るのが好きだし、手本を示すのが好き」と口にする生まれもってのリーダーが、ユナイテッドをさらなる高みへ導く。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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