6歳からチェルシー一筋も…マウントはなぜマンUに移籍?「今後のプランに自分が入っていなかった」「ユナイテッドは巨大」

2023年07月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

昨季は怪我もあり、キャリア最低の24試合3ゴール

新天地のマンUで完全復活を目ざすマウント。(C)Getty Images

 チェルシーからマンチェスター・ユナイテッドに加入したメイソン・マウントが、クラブ公式のインタビューに応じた。

 現在24歳のイングランド代表MFは、6歳でチェルシーの下部組織に入団。以来、レンタル移籍を除き、スタンフォード・ブリッジ一筋のキャリアを送り、2020-21シーズンにはチャンピオンズリーグ制覇に貢献した。

 しかし、イングランド代表としてカタール・ワールドカップを戦った昨季は、怪我もあり、キャリア最低の24試合3ゴールという結果に。絶不調のチームを窮地から救い出すどころか、歩調を合わせるかのように自らも不振を極めた。

 新天地で完全復活を目ざすマウントは、「ここ数か月で、(チェルシーの)今後のプランに自分が入っていないと分かった。ユナイテッドが関わってきていると知った時点で、僕の心は決まった」と、簡単ではない決断の裏側を明かす。
【動画】当時9歳!師匠C・ロナウドをオマージュしたマウント少年のキレキレFK
「ユナイテッドは巨大なクラブで、象徴的な選手たちがここでプレーしてきた。最も重要なのは、初日からしっかり準備を整えて、選手や監督に会って、始動することだ。僕らにはビッグなシーズンが控えている。トロフィーを獲りたいし、成功したい。だから初日にここに来て、すぐにスタートできたのは、僕にとって本当に大きかった」

 優れた状況判断と柔軟性は大きな武器だ。期待のニューカマーは「僕は前に出て攻撃に参加したり、ゴールを狙ったり、チャンスを生み出せる8番の選手だ。でも、プレッシャーがかかっている時には守備もして、逆サイドでチームを助けられる」とアピールする。

「そこが、僕が一番フォーカスしている部分だ。そうした状況で仲間たちの助けになること。チームのために自分に何ができるかは分かっている」

 伝統の7番を背負うマウントは、期待に違わぬ活躍を見せ、10年以上もプレミアリーグ制覇から遠ざかる名門に歓喜をもたらせるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【画像】マウントがマンUの7番を背負う

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