エムバペはマドリーに移籍するのか。番記者が可能性に言及!パリSG会長は放出も示唆「契約延長にサインしないのなら、ドアは開いている」

2023年07月07日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「契約更新」か「退団」の二択に

今夏も移籍騒動が絶えないエムバペ。自身の将来にどのような決断を下すのか。(C)Getty Images

 今夏もキリアン・エムバペの周囲が騒がしい。24年夏に満了するパリ・サンジェルマンとの契約延長を拒否したことで、今夏の退団説が囁かれているのだ。

 移籍先として挙がっているのは、やはりレアル・マドリー。そのマドリー移籍の可能性について7月6日、スペインのスポーツ総合サイト『Relevo』のマドリー担当であるセルヒオ・サントス記者が言及している。

 ここまでマドリー首脳陣は静観を続けているが、その理由はエムバペ自身が「23-24シーズンはパリSGでプレーする」と明言していること。そしてこのままいけば24年夏になればフリーで獲得できるためだ。しかし、サントス記者によれば、今夏獲得に動く可能性もあるという。その一因が、パリSGのナセル・アル・ケライフィ会長が7月5日に会見で述べた言葉だ。
 

「我々の立場は非常に明確だ。キリアンが残留を望むのであれば、新契約にサインしなければならない。もし彼が契約延長にサインしたくないのなら、ドアは開いている。世界最高の選手をフリーで手放すわけにはいかない」

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 パリSGは、エムバペに「契約更新」か「退団」の二択を迫ったということになる。記事では、マドリー側に現時点で動きはないとしながらも、「パリSGがエムバペ売却に動いた場合」と「エムバペ自身がパリSG退団を決意した場合」にのみ、今夏マドリーが本格的に獲得に動くと指摘している。


 そもそもマドリーは昨夏、大筋合意に達していたエムバペに土壇場で"フラれて"いる。1年待ったとして、来夏同じことが繰り返される可能性がゼロではない。マドリーとしてはパリSGが売却に前向きな今夏が、絶好のタイミングだろう。

 アル・ケライフィ会長は前述の会見の中で「来週か、遅くとも2週間以内に彼(エムバペ)は決断しなければならない」と最後通告をしている。7月後半からは日本ツアーが予定されているパリSG。今後2週間の間に"エムバペ騒動"はどんなシナリオを描くのか。目が離せない。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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