なでしこジャパンが7発完勝! TMで複数の組み合わせにトライ、千葉玲海菜が猛アピール

2023年07月05日 渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

1トップのポジション争いが白熱

TM1本目の布陣。(C)SOCCER DIGEST

 今夏の女子ワールドカップに向けて国内合宿中の日本女子代表は7月5日、オルカ鴨川(なでしこリーグ1部)とテストマッチ(40分×3本)を行ない、トータルスコア7-0で完勝。順調な仕上がりを見せた。

 システムはいずれも3-4-2-1を採用。

 1本目は現在のベストとも言える布陣で臨んだ。

 GKは山下杏也加、3バックは右から三宅史織、熊谷紗希、南萌華。中盤は右ウイングバックに清水梨紗、ダブルボランチに長谷川唯と長野風花、左ウイングバックに杉田妃和。シャドーは藤野あおばと猶本光が入り、1トップは田中美南が務めた。

 ほとんどの時間帯でボールを保持した、なでしこジャパンは、左右のウイングバックが高い位置を取り、攻撃的に振る舞った。開始直後には、持ち上がった清水のクロスボールにファーサイドの杉田が反応。シュートはブロックにあうものの、度々チャンスを創出した。

 また、シャドーに入った猶本は度々、左サイドに開くなど、杉田と近い位置を取り攻撃を組み立てた。

 徐々に攻勢を強めたなでしこジャパンは、猶本のお膳立てから田中美が決め、18分に先制すると、その後も藤野の突破から、こぼれ球を拾った田中美が追加点を奪う。さらに、終盤には清水の大きな展開から長谷川が落としたボールに熊谷が飛び込み3-0で1本目を制した。
 
 2本目は1本目の布陣から3選手を入れ替えた。GKに平尾知佳、1トップに植木理子、右ウイングバックに守屋都弥が入った。右ウイングバックだった清水が右CBに変わり、三宅がOUTした。

 2本目は次々とメンバーを変更。15分には高橋はな、林穂乃香、宮澤ひなたを3枚替え。さらに30分過ぎには石川璃音と清家貴子に加え、トレーニングパートナーの谷川萌々子、古賀塔子(ともにJFAアカデミー福島)を送り出すなど、立ち位置は3-4-2-1から変更はなかったものの、様々な組み合わせをトライした。

 しかし、中央を固めてきた相手から得点は奪うことができず、0-0に。

【PHOTO】なでしこジャパン始動!ミニゲームも行い、笑顔あふれる始動日に!

次ページ3本目は再びゴールラッシュ!

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事