【欧州冬のメルカート】現地1月6日に決定した主な移籍|クロップ・リバプールの補強第1号は逸材グルジッチに! グロスクロイツは母国復帰!

2016年01月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

父親のストップで暗礁に乗り上げるもリバプールが押し切る。


■マルコ・グルジッチ
・19歳/MF/セルビアU-21代表
・レッドスター→リバプール(今シーズン終了までレッドスターにレンタル)
・移籍金:510万ポンド(約8億6700万円)
 クロップ政権になって初めての補強は、「ネマニャ・マティッチ2世」の呼び声も高い19歳のセントラルMFに。年末にレッドスターがクラブ間合意を発表した後に父親がストップを掛け、それを受けてインテル、サッスオーロ、アンデルレヒト、シュツットガルトなども割って入ろうとしたが、結局はリバプールが押し切った。今シーズン終了までレンタルの形でレッドスターに留まり、正式加入は7月からになる。
 


 ■ケビン・グロスクロイツ
・27歳/MF/ドイツ代表
・ガラタサライ→シュツットガルト(完全移籍)
・移籍金:217万ユーロ(約2億9400万円)
 2015年夏にドルトムントからガラタサライに新天地を求めるも、移籍書類の提出が期限までに間に合わず試合出場が不可能に。今冬に正式登録し、テストマッチにも参加していたが、郷愁にかられて母国ドイツへの帰還を決意した。背番号15を選んだパワフルなサイドアタッカーは、「新しい挑戦に興奮している」と意欲的だ。

■ユーベス・ベルハンダ
・25歳/MF/モロッコ代表
・ディナモ・キエフ→シャルケ(半年レンタル)
 フランス生まれの攻撃的MFが4大リーグ初挑戦。前半戦にフンテラールとディ・サントのダブルCFが噛み合わなかったシャルケは、システムを4-4-2から4-2-3-1に代えてトップ下にこのモロッコ代表を据える腹積もりか。本人は「ブンデスリーガは夢だった。シャルケはビッグクラブで歴史も長く、スタジアムも大きい。ファンも最高だね。僕にとって大きな挑戦だ」と意気込みを語った。
 


■ミラン・ビシェバツ
・32歳/DF/セルビア代表
・リヨン→ラツィオ(完全移籍)
・移籍金:不明
 守備の要デフライが膝に今シーズン絶望の怪我を負い、前半戦はディフェンスが崩壊したラツィオ。さらに現在は、CBのジェンティレッティ、右SBのバスタも故障離脱中と守備陣はまさに火の車で、リヨンからCBと右SBに対応するベテランを緊急補強した。32歳ながらアグレッシブな守りが持ち味で、母国セルビアとフランスで十分な経験を積んでいるだけに、ラツィオ首脳陣の期待は大きい。
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