「100パーセントでハンドというシーンではない」
本多のノーハンド判定は妥当か。DAZNの『Jリーグジャッジリプレイ』が取り上げた。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)
DAZNが配信する『Jリーグジャッジリプレイ』の最新回で、J1第19節・神戸対札幌(1-1)の52分、神戸DF本多勇喜に対するノーハンド判定が取り上げられた。
札幌の攻撃シーンで、浅野雄也が左足でシュートを放つ。ボールはブロックに入った神戸の本多の右足に当たった後、右腕に当たったが、主審はVARオンフィールドレビューで映像を確認したうえで、ノーハンドと判定した。
このジャッジは妥当だったのか。ゲスト解説として出演した元国際審判員の家本政明氏は、「今までもこのような事象で僕はハンドだと言ってきたけど、これはちょっと毛色が違う」として、こう説明した。
「最初は(本多の)腕が結構高く上がっていて、ここで腕に当たっていたとしたら手を大きくしていると判断できる。でも自然なところに手が戻ってきている最中に当たっている。100パーセントでハンドというシーンではない」
札幌の攻撃シーンで、浅野雄也が左足でシュートを放つ。ボールはブロックに入った神戸の本多の右足に当たった後、右腕に当たったが、主審はVARオンフィールドレビューで映像を確認したうえで、ノーハンドと判定した。
このジャッジは妥当だったのか。ゲスト解説として出演した元国際審判員の家本政明氏は、「今までもこのような事象で僕はハンドだと言ってきたけど、これはちょっと毛色が違う」として、こう説明した。
「最初は(本多の)腕が結構高く上がっていて、ここで腕に当たっていたとしたら手を大きくしていると判断できる。でも自然なところに手が戻ってきている最中に当たっている。100パーセントでハンドというシーンではない」
また家本氏は、「面白いのは…」と続け、主審とVARのやり取りを、次のように分析した。
「現場でレフェリーはめちゃめちゃ近いポジションで見ているので、ボールが腕に当たったことは理解していると思う。ただ、VARに入っている飯田(淳平)さんは、国際レフェリーなので、日本の傾向、FIFAやAFCのハンドとなるような、もしくはVARが介入するような条件を知っている。
おそらく主審がノーハンドだと言った可能性があって、それでもVARが入ってくるということは、飯田さんからするとかなり高い確率で『これはダメでしょ』との思いがあったのかなと」
最後には、映像のアングルにも言及。「メイン側のアングルよりもゴール裏のアングルで見ると、身体側に手がついているから、不自然に大きくしているとは見なさないと解釈しやすいのかなと。主審は後ろからのアングルを見て、不自然に手を大きくしたようには見えないと判断したのではないか」との見解を示した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【動画】ノーハンドとなった本多のブロックシーン
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おそらく主審がノーハンドだと言った可能性があって、それでもVARが入ってくるということは、飯田さんからするとかなり高い確率で『これはダメでしょ』との思いがあったのかなと」
最後には、映像のアングルにも言及。「メイン側のアングルよりもゴール裏のアングルで見ると、身体側に手がついているから、不自然に大きくしているとは見なさないと解釈しやすいのかなと。主審は後ろからのアングルを見て、不自然に手を大きくしたようには見えないと判断したのではないか」との見解を示した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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