「我々に日本より優れている部分があったか」5戦連続で日韓戦0-3の韓国、主審への批判殺到に解説者が苦言!「判定のせいするのは無意味」「技術で劣っている」

2023年07月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

「日本に追い越されてから月日が経った」

韓国は各カテゴリーの日韓戦で、5戦連続0-3敗戦となった。(C)2023 Asian Football Confederation (AFC)

 判定のせいではなく、実力の差だ――。韓国国内からもそんな声が上がっている。

 7月2日に行なわれたU-17アジアカップの決勝でU-17韓国代表は日本と対戦。0-3の完敗を喫した。

 韓国のメディアやファンからは、44分のレッドカードや83分の"PKなし"など、主審が日本寄りだったという怒りの声が絶えないなか、「韓日戦の敗北は衝撃ではない」と指摘したのがシン・ムンソン氏だ。

 元選手で、引退後は解説者や大学教授として活躍しているご意見番は3日、『連合ニュース』の取材に対し、「試合のパフォーマンスを話す際に体力、技術、戦術に心理的な部分を加えて評価するが、韓国のサッカーは日本に追い越されてから月日が経った」と指摘。こう続けている。

「以前、1980年代初頭のプロリーグが発足した時は、『片目を閉じても日本に勝つ』と言ったものが、今は日本の技術に勝つのが難しい状況になった。以前は日本より技術は劣っても、体力やパワーでは上回ると言われたが、テクニカルなサッカーが不利な雨の中で行われた昨日の試合で、我々に優れている部分があったか」

【動画】韓国指揮官がブチギレ!母国メディアも「文句なしのPK」と憤慨したシーン
 同氏は、DFのコ・ジョンヒョンが退場した場面についても、「退場に対して偏った判定だと主張する人がいるが、イエローカードが出るべきファウルだった」とコメント。「日本の選手が先にボールをコントロールする状況で後ろから来て衝突したため、警告が与えられる」とし、判定は妥当だと主張した。

 ただ、ペナルティエリア内でFWキム・ミョンジュンが日本のGK後藤亘と接触してノーファウルだった場面は「PKを与えなければならなかった」との見解を示し、「タイの審判が今大会で日本の6試合中3試合の主審を務めたのが異例というのも正しい」と述べた。

 そのうえで、「この試合を判定のせいにして勝敗を論じるのは意味がない」とし、「(各代表で)最近5試合連続で日本に0-3の敗北を喫した理由を分析し、この試合が終わりではなく11月に(U-17)ワールドカップがあるだけに、成長するきっかけにするのが賢明だ」と呼び掛けている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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