アンジェ・ポステコグルー監督がトッテナムに移籍したこともあり、古橋亨梧はこの夏、プレミアリーグ挑戦の可能性が騒がれ続けている。

　スコットランドでは無双した古橋だが、一部ではプレミアリーグでの活躍が難しいという声もある。元セルティック監督のニール・レノンは先日、2500万ポンド（約41億3000万円）を払って獲得するクラブはないとの見解を示した。

だがそもそも、古橋本人が移籍を望んでいるのかは不明だ。セルティックのレジェンドOBであるジョン・ハートソンは、日本代表ストライカーが来季もセルティックで続けることを望んでいるとの見解を示した。チャンピオンズ・リーグ（CL）での活躍に意気込んでいるはずだという。

　2022－23シーズンの古橋は公式戦で34ゴールを挙げたが、欧州最高峰の舞台ではグループステージの６試合でネットを揺らすことができなかった。英紙『Daily Mail』で、ハートソンは「キョウゴはまたCLに出て活躍したいと望んでいるんじゃないか」と話している。

「昨シーズンの彼はリーグ戦で素晴らしかった。34ゴールのいくつかはワールドクラスだった。そして彼の動きは絶対的にファンタスティックだ。だが、セルティックは昨季のCLで決定力を欠いた。チームをがっかりさせたのが得点力だ。ファイナルサードまで素晴らしかった。もっと決定力があればいくつか結果を出せたはずだ」

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　元ウェールズ代表FWは「もちろんベストプレーヤーは全員残したいものだ。アンジェがセルティックを試すかもしれない。だが、セルティックがあらゆるオファーをはねつけ、（新監督ブレンダン・）ロジャースが本当に重要な一員として望んでいることをキョウゴに示せることを願っている」と続けた。

「私はセルティックにキョウゴを売ってほしくない。だが、トッテナムには資金力がある。だからセルティック次第、首脳陣や本人、ロジャース次第だ。ただ私は、キョウゴがセルティックでとても幸せそうだと思う。３冠を達成したばかりだし、幸せじゃないはずがないだろう？」

　古橋はロジャース新体制でもセルティックのエースとしてさらなる飛躍を目指すのか。それともスコットランドを飛び出すのか。28歳の決断に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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