【採点寸評|FC東京】全体の距離感が良く、攻守にバランスの取れた試合運び。ボール支配&複数得点が次の目標に[J1第19節 FC東京1-0柏]

2023年07月02日 後藤勝

先制点のあとも落ち着いてリードを守る

【警告】FC東京=塚川(62分)、東(90+2分) 柏=高嶺(54分)、フロート(81分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】ディエゴ・オリヴェイラ(FC東京)

[J1第19節]FC東京1-0柏/7月1日/味の素スタジアム

 Jリーグは7月1日、J1第19節の7試合を開催。味の素スタジアムではFC東京対柏レイソルが行なわれ、1-0でFC東京が勝利を収めた。
【PHOTO】FC東京の出場15選手&監督の採点・寸評。D・オリヴェイラが抜群の決定力を見せ二桁得点。俵積田は初アシスト
 立ち上がりは柏が攻勢を強めるも、徐々にペースを掴んだFC東京が先に試合を動かす。35分、俵積田晃太が左サイドの敵陣深くからクロスを供給すると、これにディエゴ・オリヴェイラが頭で合わせ、先制に成功する。

 後半、まずは同点としたいアウェーチームが攻撃に人数をかけ、再三にわたりチャンスを作る。しかし、最後まで粘り強い守備で対応し、無失点に抑えたFC東京が2連勝。敗れた柏は8試合未勝利となっている。
 
▼FC東京のチーム採点「6.5」
 松木玖生によれば、ピーター・クラモフスキー監督に「1-0でもいい」と言われていたとのことだが、そのとおり、全体の距離感が良く、攻守にバランスの取れた状態で試合を進めることが出来、先制点を奪ったあとは落ち着いてそのリードを守った。

 前節の名古屋戦(2-0)は球際の強さや豊富な運動量、強度の高さを取り戻すのが先決で、遮二無二プレッシャーをかけてボールを奪うようなサッカーをしていたが、今節は時間を費やすべきところは費やし、巧みにゲームを畳めていた。

 ただ、これでもまだビルドアップに着手し始め、主体的にボールを動かしてのチャンスメイクを始めた、チーム作りの初歩の段階。もっとボールを支配したり、複数得点を挙げて勝つのは次の段階の目標となる。

取材・文●後藤勝(フリーライター)

※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

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