「31歳なのに頭の中はずっと子供」ネイマールとその一家の無責任な行状にブラジル国民も呆れ気味。妊娠中の恋人も裏切って…【現地発】

2023年07月01日 沢田啓明

交際中のブルーナさんに“公開謝罪”

31歳になってもトラブルが絶えないネイマール。ブラジル国民も呆れ気味だ。(C)Getty Images

 日本では有名人の不倫が度々、大きな話題を集めているようだが、ブラジルでもスーパースターの恋人に対するまさかの裏切り行為に強い非難が巻き起こっている。
 
 4月18日、ブラジル代表FWのネイマール(パリ・サンジェルマン)は、熱愛中の恋人ブルーナ・ビアンカルジさんが妊娠している事実を公表した。
 
 ネイマールには19歳のときに短期間交際した少女(当時17歳)との間に設けた11歳の息子がいて、多額の養育費を払う未婚の父。とはいえそれは過去の話であり、ブルーナさんとの交際は順調に進んでいて、いずれは結婚するものと思われていた。
 
 ところが、恋人のお腹がかなり目立つようになった6月中旬、サンパウロ在住の若い女性がネイマールの家に呼ばれて関係を持ったと明らかにした。ネイマール自身が6月21日にSNSで事実を認め、ブルーナさんに"公開謝罪"している。
 
 その翌日、渦中の31歳は家族が運営する慈善団体『ネイマール基金』の活動費捻出のためのチャリティー・オークションに出席。ブルーナさんも同席したが、表情は硬かった。
 
 当面、ブルーナさんはこの件についてノーコメントを貫いている。妊娠している身で恋人に"不倫"されたショックは大きいはずで、同情が集まると同時に、ネイマールの無責任さに痛烈な批判が集まっている。

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 ちなみにこのオークションには、ネイマールの父親も参加した。リオ郊外のネイマールの別荘で建設中の人造湖が環境保護法に違反するとして工事の中止を命じられて激昂し、市の職員と激しく言い争って逮捕されかけた(逮捕状が発令されたが、辛うじて執行は免れた)父親だ。
 
 ネイマールは6月23日、問題の人造湖を友人たちに披露するパーティーを開催。ここでもトラブルを起こす。湖一帯は立ち入り禁止とされていたにもかかわらず、ネイマールが湖水浴を楽しむ姿を招待客がSNSに投稿したからだ。当然、市当局を激怒させた。
 
 ネイマール(とその一家)の無責任な行状は、他にも多々ある。母国の人々は、「もう31歳なのに、頭の中はずっと子供のまま」と呆れている。
 
文●沢田啓明
 
【著者プロフィール】
1986年にブラジル・サンパウロへ移り住み、以後、ブラジルと南米のフットボールを追い続けている。日本のフットボール専門誌、スポーツ紙、一般紙、ウェブサイトなどに寄稿しており、著書に『マラカナンの悲劇』、『情熱のブラジルサッカー』などがある。1955年、山口県出身。
 
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