押しも押されもしないエースだけに、一挙手一投足に注目されるのも当然だ。

　シーズンオフで日本に帰国中のセルティックFW古橋亨梧は６月28日、古巣であるヴィッセル神戸の練習に参加した。小林友希と一緒に汗を流した様子を、クラブが「海外からの練習生２人」として紹介した。

　この様子は、セルティックの地元グラスゴーのメディアからも注目された。セルティック専門サイト『67 HAIL HAIL』は、「スコットランドの視点からは、かなり普通じゃない光景だ」と、驚きをもって報じている。

「（2022-23シーズン途中にセルティックから移籍した）ギオルゴス・ギアクマキスやヨシップ・ユラノビッチがこの夏、レノックスタウン（セルティック練習場）に戻ってくるのを見ることはないだろう。セルティックと契約しているにもかかわらず、キョウゴとユウキがヴィッセルカラーを纏っているのを見るのは、もっと奇妙だ」

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　同メディアは「少なくとも、セルティックのサポーター目線からは、かなり予想外のことだと言える」としつつ、おかしなことではないとも強調した。

「しかし、日本では完璧に普通のことなのだろう。シンプルに、選手たちは新シーズンに向けて調子を整え続けているだけなのだ」

　周知のとおり、古橋はこの夏の去就が取りざたされている。確かなのは、日本代表復帰を果たし、母国でもゴールを決め、退団が近づくアンドレス・イニエスタとの再会も果たした古橋が、来シーズンのさらなる飛躍を目指しているということだ。

　一方、シーズン途中の加入で思うように出場機会を得られず、終盤戦でピッチに立った際は厳しい評価も受けた小林も、フル参戦となる2023-24シーズンは存在感を示したいところだろう。

　日本でも調整を怠らない彼らの来季に期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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