この夏、韓国代表のキム・ミンジェの移籍が確実と言われるナポリは、その後釜として複数のDFを注視している。

　アウレリオ・デ・ラウレンティス会長が日本人選手の獲得に言及したこともあり、ボルシアMGの板倉滉やシュトゥットガルトの伊藤洋輝も候補と報じられてきた。

　ナポリ専門サイト『Napoli Magazine』が『La Repubblica』紙の報道として伝えたところによると、アタランタのジョルジョ・スカルビーニやトリノのペル・スフールスが高額なことから、ナポリはRCランスのケビン・ダンソ、そして板倉に向かっているようだ。キムの移籍が決まり次第、オファーを出すという。

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　また、ジョバンニ・スコット記者は『Il Roma』で、板倉について「デ・ラウレンティス会長が考えているのが、日本人のコウ・イタクラだ」と報じている。

「成長中だが、いま獲得すべき選手だ。すでに26歳だからである。見積もりは1500万ユーロ（約22億円）とそれほどコストがかからないが、まだドイツに来て１年だ。もうひとつ不都合なのは、１月にアジアカップがあること。だが、それはキムがいても同じ運命だった」

「（ナポリ技術部門の上層部は）検討している。イタクラはよりキムに特徴が似ているDFだ。もうひとりの日本人、ヒロキ・イトウはもっと外れている。彼もコストはわずかだが、注意深く検討しなければいけない」

　板倉や伊藤に加え、先日はレアル・ソシエダの久保建英に対する関心も報じられたナポリ。会長が公言してきた日本人選手の獲得は実現するのか。リュディ・ガルシア新監督を迎えたセリエA王者の夏の動きに注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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