「今でも深く傷ついている」プレミア優勝を逃したアーセナル、アルテタ監督が敗因を分析「すべてが複雑になった」

2023年06月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

リーグ終盤まで首位を走るも…

マンCに勝つためには「ベストの状態で臨まなければならない」と語るアルテタ監督。(C)Getty Images

 アーセナルのミケル・アルテタ監督が2022-23シーズンを振り返った。現地時間6月25日、スペイン紙『MARCA』が伝えている。

 今季のアーセナルは開幕から好調で、リーグ首位を走り続け、19年ぶりのプレミア制覇への大きな期待が寄せられていた。しかし、怪我人が続出したこともあり、終盤にマンチェスター・シティに首位の座を明け渡して2位となり、タイトル獲得を逃した。

 同紙のインタビューに応じたアルテタ監督は、失意のシーズンを回想。「今でも深く傷ついている」と振り返っている。

「目標は優勝だった。それがアーセナルであり、基準は高い。しかし、シティと10か月、タイトルを争った末、リーグ戦で優勝できなかった。でも、それがスポーツだ。とはいえ、あれだけの若いチームが最後まで優勝争いを繰り広げたことには、価値があると思っている」
 
 また、プレミアで優勝するために「何が足りなかったのか?」と訊かれると、スペイン人指揮官は、こう答えた。

「たくさんある。リバプール(2-2)、ウェストハム(2-2)、サウサンプトン(3-3)と3試合続けて引き分けたこと、2点ビハインドを追いつかれる不運も重なった。あとは、重要な選手が3~4人、怪我をして、すべてが複雑になった。

 フルメンバーが揃った時は安定していたが、問題が起きた途端、我々は不安定だった。そして、タイトルを争った相手は世界最高のチーム、監督…。それを受け入れるしかなかった」

 首位を走るなかで、「多くの場面で優勝できると感じていた」というアルテタ監督。「プレミアでシティに勝ちたければ、4月から5月にかけて、すべての選手が揃って、ベストの状態で臨まなければならない」とリーグ終盤にベストメンバーで戦えなかった点を嘆いた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】2023年夏の移籍市場で新天地を求めた名手たちを一挙紹介!

【PHOTO】ファッショナブルなデザイン続々! 23-24シーズンの欧州クラブの新ユニホームを一挙紹介!

セルティックの"放出リスト"9人を地元メディアが掲載!日本人2選手も対象に「居場所がない可能性」「彼には手の届かないレベル」

「大きなショック」セルティック、1600万ポンド超のオファーなら古橋亨梧の売却を検討と英紙報道!3000万ポンド用意のトッテナムには「たやすい」
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事