【採点寸評|湘南】ミスが多く、失点に歯止めが効かず。まずは個のエラーを減らしたい[J1第18節 湘南0-6鳥栖]

2023年06月25日 岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)

4失点後は規律を感じられないシーンも

【警告】湘南=なし 鳥栖=楢原(72分)、堀米(74分)
【退場】なし

[J1第18節]湘南0-6鳥栖/6月24日/レモンガススタジアム平塚

 Jリーグは6月24日、J1第18節の8試合を各地で開催。レモンガススタジアム平塚では湘南ベルマーレ対サガン鳥栖が行なわれ、6-0で鳥栖が勝利を収めた。
【PHOTO】湘南の出場16選手&監督の採点・寸評。腕章を巻いた杉岡もらしくないミスが散見。攻撃陣は果敢に前から守備も…
 鳥栖が開始2分に先制。小野裕二が巧みな反転シュートで幸先よく試合を動かすと、30分にはボレーで、49分にはPKを決めてハットトリックを達成する。

 アウェーチームの勢いは止まらず。63分に堀米勇輝、86分に藤原悠汰、90+3分に樺山諒乃介が得点を重ね、7試合無敗。一方で湘南は再三の決定機を決め切れず、11試合未勝利となった。
 
▼湘南のチーム採点「4.5」
 リーグ戦11試合ぶりの勝利を期して臨んだ一戦だったが、立ち上がりからアウェーチームにペースを握られると、2分に自陣でのミスで簡単に失点。好調な時期に比べればプレス強度も緩慢で、相手のビルドアップに制限をかけられない場面も少なくない。4失点目を喫した後は、チームから規律を感じられないシーンも多々あった。

 6月18日のルヴァンカップ第6節・川崎戦からリベロに山本脩斗を起用していることで、全体的なビルドアップの質は向上している。自陣での作りから敵陣に侵入するシーンは多くなってきていると言えるだろう。しかし、今節の1、2、3失点目はいずれも自分たちのミスが起点。残留争いを抜け出すため、まずは個のエラーを減らしたい。

 今季のリーグ戦でいまだクリーンシートのない湘南だが、今節も失点に歯止めが効かず。試合途中からシステムを4-4-2に変更するなど、指揮官の工夫は見られたが、ハイプレスが効いておらず、剥がされたあとの個々の守備も甘い点を見ると、根本から作り直す必要があるかもしれない、と感じざるを得なかった。

取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)

※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

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