【リバプール|冬の補強動向】クロップの秘蔵っ子スボティッチをはじめ、ビグリアやパットの獲得を画策!

2016年01月03日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

慎重な構えだが再整備が必要なポジションは少なくない。

クロップの戦術を知り尽くしているスボティッチは、理想的な新CBだろう。ドルトムントはすでに1月の放出を容認とも。(C)Getty Images

 10月にリバプールの新指揮官となったユルゲン・クロップ監督にしてみれば、待ちに待った"解禁"だろう。とはいえ、選手獲得の意思決定機関である「補強委員会」は、今冬の大規模な資金投下は見送る構え。それを受けてかクロップ自身も「必要なら動くかもしれない」と話すにとどまり、あくまで慎重だ。

移籍専門記者による強化部門解説|リバプール編「クロップの意向がどう反映されるか、今冬の動きに注目だ」

 それでも、再整備が必要なポジションは少なくない。マルティン・シュクルテルとママドゥ・サコが不安定なCB、ルーカス・レイバに頼らざるをえなくなっているアンカー、そしてダニエル・スターリッジもクリスティアン・ベンテケも当てにならないCFの三箇所は、できればテコ入れしたいはずだ。
 
 CBの現実的な獲得候補は、指揮官がマインツとドルトムントで信頼を寄せた秘蔵っ子ネベン・スボティッチ。今シーズンのドルトムントでは完全にバックアッパーに成り下がっており、選手自身も恩師の下で再起を果たさんと意気込む。値札は1500万ユーロ(約21億円)前後。信憑性は高い。
 
 CBの次善の策は、ミランやインテルも狙っているユベントスのマルティン・カセレスと見られる。
 
 アンカーはラツィオのいぶし銀、ルーカス・ビグリアに白羽の矢を立て、CFは欧州復帰を望むアレッシャンドレ・パット(コリンチャンス)と、レバークーゼンで燻っているシュテファン・キースリンクのどちらかを釣り上げるべく画策中だ。
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事