【バイエルン|冬の補強動向】アンチェロッティ新監督の意向で逸材ベルナルデスキを獲得!?

2016年01月02日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

最大の補強ポイントは故障者続出のウイングだ。

ベルナルデスキはいわゆるファンタジスタ・タイプながら、今シーズンは守備や献身性などの部分で長足の進歩を遂げる。バイエルンに加え、バルセロナ、ユベントスなども獲得を狙う人気銘柄だ。(C)Getty Images

 2015年12月20日、ジョゼップ・グアルディオラ監督が2015-16シーズン限りでの退任を発表(後任はカルロ・アンチェロッティに決定)。この一報は、間違いなくクラブに大きな衝撃を与えたはずだ。しかし、多くの選手が指揮官の決断に理解を示し、幸いにもチームが空中分解する最悪の事態には至っていない。
 
 世界トップクラスのタレントを最終ラインから前線まで満遍なく揃え、ブンデスリーガで首位を快走し、チャンピオンズ・リーグでも余裕でベスト16進出を決めた現チームに、これといった不足はない。1月に補強に動くとすれば、怪我人や退団した選手の"穴埋め"に限られるだろう。

移籍専門記者による強化部門解説|バイエルン編「すべてにおいてパーフェクトな世界最高の強化部門」

 可能性がありそうなポジションのひとつが、負傷者が続出しているウイング。アリエン・ロッベンとフランク・リベリが相変わらず怪我がちで、ドグラス・コスタも11月下旬から戦列を離れている。
 
 このまま3人ともにウインターブレイク中での復帰に目処が立たなければ、ここにきて興味を示すフィオレンティーナの有望株フェデリコ・ベルナルデスキへのアプローチを強めるかもしれない。まだ21歳と伸びしろ十分な左利きのアタッカーは、世代交代を押し進める意味で格好の人材なうえ、同胞アンチェロッティ新監督のお気に入りでもある。バイエルンはすでに3000万ユーロ(約42億円)を用意とも。
 
 状況次第では、CBにも新戦力を迎え入れるかもしれない。グアルディオラ監督から全幅の信頼を得られていないメディ・ベナティアが、ユベントスやローマといったセリエAのクラブから熱視線を集めているからだ。
 
 仮に退団が現実のものとなれば、コンスタンティノス・マノラス(ローマ)やスコドラン・ムスタフィ(バレンシア)の獲得に動いても不思議はない。ただ、いずれも現所属先では押しも押されもしない主力で、徹底抗戦に遭うのは必至。引き抜くには3000万ユーロ(約42億円)クラスの高額オファーが必要になるはずだ。
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事