13年ぶりのリーグ制覇へ名古屋の長谷川健太監督が掲げた後半戦のポイント。ルヴァンカップGS最終戦でテストされそうなのは...

2023年06月17日 本田健介(サッカーダイジェスト)

ルヴァンカップの広島戦へ臨む

6月15日の練習後に取材に応じた長谷川監督。今後への展望などを語った。(C)SOCCER DIGEST

 リーグ折り返しとなる17節を終えて、首位の横浜と勝点1差の2位につける名古屋。代表ウィーク中の6月18日に迎えるのは、ルヴァンカップ・グループステージの最終戦(第6戦)となる広島戦だ(豊田スタジアム)。

 すでにグループ突破を決めている名古屋にとって、この広島戦は勝利を目指すとともに、「後半戦に向けていろいろテストはしていきたいと思います」(長谷川監督)と、様々な意味を持つゲームになりそうである。
 
 各選手が躍動するとともに、リーグ13年ぶりの優勝へ特にチームを力強く支えるのは稲垣祥、米本拓司のいぶし銀のボランチと、キャスパー・ユンカー、マテウス・カストロ、永井謙佑の強力3トップと言えるだろう。

 もっとも指揮官の言葉からも分かるように、長いシーズンを戦うために、このふたつのポジションの底上げが後半戦のポイントになりそうだ。そこで注目されるのが今季の新戦力であるMF山田陸や、5月にプロ契約をかわしたばかりの17歳FW貴田遼河らである。

「稲垣と米本に代わる選手が、ひとつ後半戦への課題であると思いますし、彼らは非常にボール奪取能力に長けた選手ですが、ゲームを落ち着かせる、コントロールする部分では、まだまだ伸びしろがあると思っているので、そういう意味では、山田は展開力がありますし、メンバーと合わさった際にどんなプレーをするか見てみたいです」

「前の3人が、残りの10なん試合をやってくれれば良いですが、当然抑えられたり、コンディションがよくない試合も出てくると思うので、そういう時に新たな選手が出てきてくれれば」

 広島戦では山田と貴田にチャンスが回ってくる可能性もある。彼らがどんなアピールを見せてくれるのか楽しみだ。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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