韓国代表キム・ミンジェが105億円でバイエルン移籍か!個人合意が間近、契約解除条項で新天地へ?

2023年06月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

バイエルンがマンチェスター・Uを追い越す?

ナポリで一気に評価を高めたキム・ミンジェ。(C)Getty Images

 2022-2023シーズンにセリエAで大きくブレイクした1人が、韓国代表CBのキム・ミンジェだ。ナポリの33年ぶりの優勝に貢献し、アジア人選手で初めてリーグ最優秀DFにも選出された。

 この活躍を受けて今夏はビッグクラブが興味津々。マンチェスター勢、トッテナム、リバプール、レアル・マドリー、バイエルン、パリSG、ニューカッスルなどが、キム・ミンジェに興味を示していると伝えられている。

 当初はマンチェスター・Uがこの争奪戦をリードしていると報じられてきたが、状況に変化が生じた模様。移籍市場のエキスパートである『スカイ・イタリア』のファブリツィオ・ロマーノ記者が現地時間6月16日、ツイッターで次のようにつぶやいた。

「今週、バイエルンがキム・ミンジェにプロジェクトを提示し、個人的な条件での合意が近づいている。交渉は急速に進んでおり、キム・ミンジェはバイエルンに誘惑されている。マンチェスター・Uは引き続き関心を示しているが、交渉は進んでいない。7月に入ると契約解除違約金条項が利用可能になる」
 
 バイエルンがキム・ミンジェ側に接近し、個人合意に近づいている模様だ。7月に入ると発動する契約解除違約金条項とは、ナポリとの現行契約に盛り込まれている特記事項。買い手の売上高に応じて金額は変動するが、バイエルンのようなトップクラスのビッグクラブだと7000万ユーロ(約105億円)だ。

 この契約解除違約金は、買い手が選手サイドと合意した上で設定額を払えば、売り手は保有選手の放出を余儀なくされるルール。16年夏のゴンサロ・イグアイン(ナポリ→ユベントス)、17年夏のネイマール(バルセロナ→パリSG)と同じく、クラブ間交渉なしで移籍可能だ。

 バイエルンとしては、先にキム・ミンジェと個人合意して7000万ユーロを用意したうえで、7月に入って契約解除違約金条項を使って引き抜く算段だろう。ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長はタフなネゴシエーターとして知られるが、そうなればナポリ側に引き留める手段はない。

 まだバイエルンとの交渉は完全合意しておらず、マンチェスター・Uなど他クラブにもチャンスはあるが、現時点だとキム・ミンジェはドイツ王者行きが最有力と言えるだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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