［キリンチャレンジカップ］日本 ６−０ エルサルバドル／６月15日／豊田スタジアム

　日本に０−６とショッキングな敗戦を喫したエルサルバドル。開始15秒で被弾し、その１分後に退場者を出して、０−２とリードを許す展開は厳しいもので、試合後にウーゴ・ペレス監督が「ゲームについて話せるコメントはそう多くありません」と言ったのも頷ける。

　それでも指揮官は言葉を継いだ。

「最初の３分間で試合の展開はほぼ決まった。（エルサルバドルにとって）高い能力を備えた選手が揃う日本は、２点のビハインド、しかも数的不利な状況で戦える相手ではありませんでした」
 

　本来ならロングボールを多用せず、低い位置からボールを繋いで、ポゼッションを高めながらゴールを目指すのが現代表の戦い方だとペレス監督は説明。日本戦では「ハイプレスを仕掛けるはずが、日本の自由を奪えなかった」ことも明かした。  

　それを実践できず「敗れた責任は私にある」というペレス監督は、「日本代表のサイドにスピードがある選手がいるのは事前にわかっていた。サイドの攻撃を封じたいと思っていましたが、試合前に考えていたことを実行するのはほぼ不可能だった。センターバックを（退場で）失ったわけですからやり方を変えざるを得ませんでした」とも述べた。

　最悪に近い結果となってしまった日本戦だが、「最後まで戦ってくれた選手の頑張りは称賛に値します」とペレス監督は強調。続けて「こうしたことはサッカーの世界では起こり得る。いずれにしても、ページをめくって前に進んでいく。アジアでまだ１試合（韓国戦）残っていて、その後にはゴールドカップで重要な試合も控えていますから」とコメントしていた。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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