「若い選手には負けない」伊東純也が語る“第二次森保ジャパン”。三笘や久保の活躍は「刺激になる」【インタビュー前編】

2023年06月15日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

「より強くプレーで引っ張って行こうと」

日本代表について語ってくれた伊東。(C)SOCCER DIGEST

 昨夏にベルギーのヘンクからフランスのスタッド・ドゥ・ランスへ移籍した伊東純也は1年目から持ち味の打開力を存分に発揮。カタール・ワールドカップを挟む難しいシーズンで、主軸として活躍した。

 サッカーダイジェストWebでは、そんな日本代表アタッカーにインタビューを実施。リーグ・アン1年目や日本代表について語ってもらった。前編では、6月シリーズ(15日にエルサルバドル戦、20日にペルー戦)に臨む森保ジャパンについての思いを紹介する。

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――改めてカタール・ワールドカップを振り返ると、どんな大会だった?

「まぁ、良かった…良くはないですけど、ベスト8に行けなかったので。ただ、スペインとドイツに勝ってグループリーグを突破できたというのは、良かったと思います」

――献身的なプレーが光った。チームのために自分を殺している印象もありましたが...。

「チームとして戦うので、ああいう強い相手には5バックで守ったりが必要となってくるので、その中でサイドで攻撃でも守備でも負けないようにしようと思って、それをやっていただけなので。ゴールにはちょっと遠いですけど、自分の中では自分を殺しているという感じではなかったですね」

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――第ニ次森保ジャパンでは、吉田(麻也)選手や長友(佑都)選手らベテラン陣が抜けて、年齢的には上のほうになった(30歳)。意識は変わった?

「意識的には、そんなに変わってないですね。(ベテランの選手が)いた時もそうですけど、より強くプレーで引っ張って行こうと思っています」

――3月シリーズは初戦のウルグアイ戦はベンチスタート。出場してすぐにアシストをして結果を残しました。悔しい部分もあった?

「2戦目はスタメンで出ましたし、どちらかは絶対ベンチだろうと思っていので。悔しいというより、たまたま最初出られなかったですけど、出た時にどんだけできるかだと」

――チームとして、サイドバックがボランチの横に位置する偽サイドバックにもトライした。ウイングの選手としてどう感じた?

「ウイングが張っているところでうまく受けられれば、ウイングは何でもきるかなというのはある。そこまでボールを運ぶという部分が、あまりうまくいっていなかった」
 

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